01電気を生み出す / 燃料調達海が荒れたら燃料を運べない

安定供給を支える燃料輸送の舞台裏

火力発電所の燃料が途切れないよう、燃料の輸送で四苦八苦しています。例えば、海が荒れただけでも、関係者の間では緊張が走ります。

平成24年の冬は、火力発電所を高稼働させましたので、大型船を使う石炭やLNG(液化天然ガス)では週に1~2回、石油では毎日のように燃料を輸送してきました。そのため、時化で海が荒れて船が遅れると、それだけで発電所の運転に影響が出かねません。発電所の運転時間の調整や燃料に余裕のある発電所の優先的に動かすなど、必死の調整を行ってきました。

船が遅れると、そのあとの調整も大変です。ひとつずれると、後のスケジュールも全て変ってくるので、折角組み立てた船のスケジュールも全部組みなおしになります。海の荒れ具合を気にしながら、毎日、船のスケジュール表から目が離せない冬でした。

電気をお届けするステップ

電気をお届けするステップ 01.燃料調達 電気を生みだす