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中之島まちづくり編
産官学民連携で水都大阪のシンボルアイランドを目指す

大阪市 中之島

中之島は古くから経済・文化・行政の中心であり、国内有数の大企業が立地する中枢業務地区です。数多くの文化施設や歴史的建造物が存在し、堂島川と土佐堀川に囲まれた水と緑豊かな水都大阪のシンボルアイランドとして親しまれています。また、「特定都市再生緊急整備地域」に指定されており、安全・安心や環境に配慮したまちづくりが進められています。
会社発足時より中之島に本店を構え、中之島の活性化に寄与するという特別な思いをもつ関西電力では、「中之島まちみらい協議会」でも共同事務局を務めるなど、中之島のまちづくりにおいて主体的な活動を行っています。

地域の絆を育み、いざという時に備えられるオフィス街に

中之島まちみらい協議会では、中之島のさらなる発展と活性化のため、産官学民で連携しながら、多方面にわたって活動を進めています。
コミュニティ面では、ホームページNAKANOSHIMA-STYLE.COMを活用したプロモーション活動や、地元企業・住民により行われるエコ活動への参加などを通じて、地域の絆を育み、地域の課題解決や非常時の助け合いに繋げられるよう取り組んでいます。
また防災面では、4万5千人ものオフィスワーカーが働き、人々も集まる文化施設等も多い特徴的なエリアであることから、安全・安心なまちを目指して、安全確保計画に基づいたエリア防災活動に取り組んでいます。

エコ活動(打ち水プロジェクトへの参加)
防災ワークショップ

自然環境・社会とともに生きる「共感」のまちづくり

中之島のまちづくりは、環境面を整備するところから始まりました。
中之島3丁目、当社旧本店ビルの建替えを契機に、ダイビル株式会社、関電不動産開発株式会社と共同し、段階的な開発プロジェクトを開始。新本店ビル(以下、関電ビルディング)では「環境共生のモデルビル」「社会との共生・共感の場」をコンセプトとし、最新の設備を導入しました。
例えば、関電ビルディング頂部の照明は、吹いている風の動きをリアルタイムに映し出すシステムで、中之島の夜を彩っています。北側に広がる「中之島四季の丘」は、オフィス街に貴重な緑あふれる憩いの場を演出しています。歩行者用ブリッジで中之島3~4丁目を繋ぐことも予定され、回遊性はもちろん、歩行者の安全性向上に期待が寄せられています。
また、中之島2~3丁目のビル群には、自然エネルギーである河川水を利用した空調システムを採用しています。詳細は続編記事でご紹介させていただきます。
中之島エネルギーシステム編 2つの川に挟まれた地形を活かし画期的な地域冷暖房を実現

関電ビルディング頂部の照明 [Photo:Ryota Atarashi]
中之島四季の丘(グリーンインフラ)

【事業者】
関西電力株式会社/株式会社関電エネルギーソリューション/関電不動産開発株式会社/一般社団法人 中之島まちみらい協議会
https://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/page/0000004931.html
https://www.nakanoshima-style.com/