事業所・関連施設
原子力事業本部
若狭トピックス
廃止措置計画に基づき安全を最優先に廃止措置工事を進めてまいります
廃止措置協定に基づき福井県安全環境部清水部長(左)に
報告する森中原子力事業本部長代理(中央)
美浜1、2号機は、平成27年3月に廃止措置に移行することを決定し、平成28年2月から、原子力規制委員会による廃止措置計画の審査を受けてまいりましたが、平成29年4月19日、廃止措置計画の認可をいただき、同日、廃止措置協定に基づき福井県、美浜町に計画の認可と廃止措置に係る取組み状況について報告しました。
美浜1号機が、国内初の商業用のPWR(加圧水型原子炉)として、昭和45年に営業運転を開始して以来、運転終了まで44年間、立地地域の皆さまのご理解とご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
今後、美浜1,2号機の廃止措置工事を安全かつ着実に進めていくとともに、地元企業の参入促進などの地域振興に貢献してまいります。
全体の計画
第1段階 解体準備(当面3年間)の計画
- 今後の作業員の被ばく低減、および放射性廃棄物の放射能レベル低減のため、配管および機器等の内面に付着した放射性物質を、薬品を用いて除去。
- 作業員の被ばく低減対策および解体廃棄物の合理的な処理・処分方法を定めるため、原子炉容器内、および原子炉容器外の放射能分布状況を調査。
- 2次系設備にあるタービン建屋、屋外の設備を解体、撤去。
- 新燃料庫および使用済燃料ピットに貯蔵されている新燃料を燃料メーカーの加工工場に搬出。