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びっくり手品としても使える「酸化還元(さんかかんげん)の実験」にチャレンジ!
- 保護者のみなさまへ
- 実験材料はドラッグストアや薬局、スーパーで入手できます。お店でこのような実験をするとご相談いただければ、適切なものをお教えいただけると思います。
- ①きれいにあらったペットボトル(500ミリリットルサイズ)とキャップ
- ②ビタミンCのサプリメント 粉あるいはカプセル(約50ミリグラム)
- ③うがい薬 (ヨウ素の入った茶色のもの)
- ④水(約400ミリリットル)
- ①ペットボトルに水を入れ、
うがい薬を少し入れる。水の量や色は写真を参考にしてね。
- ②ペットボトルのキャップにビタミンCの粉を入れる。カプセルのビタミンCなら、カプセルをあけて、中の粉だけを入れてね。
錠剤(じょうざい)の場合は、つぶして粉にしてから使ってね。
- ポイント
- キャップをペットボトルにかぶせる時、こぼれないように注意しよう!
ペットボトルにビタミンCの入ったキャップをしめて、4~5回ふる。
- 「ここに茶色によごれた水があります。」
「でもわたしには地球の環境(かんきょう)をよくするエコパワーがあります」
「この水に私のエコパワーを送ります」といいながらキャップをしめて、
ペットボトルをふります。
「ほら!エコパワーでキレイな水になりました!」といえばいいですね。
もちろん透明だからキレイな水というわけではないので飲まないように!
この実験は酸化還元(さんかかんげん)」の実験です。
茶色の水には「ヨウ素」が入っています。
そこにビタミンCを入れると酸化還元という化学反応が起きて、ビタミンCは酸化し、かわりにヨウ素は還元(かんげん)され、「ヨウ化水素」という透明なものに変わったんですね。
この実験では、茶色の水が透明になりますが、キレイな水になったわけではありません。水の色が変わっただけなんです。
インドネシアでの
植林のようす
いま、世界中で水のよごれが問題になっています。
らんま先生は昔、インドネシアでマングローブの植林をしていましたが、後から見にいくと、現地の人がすてたゴミや油などで、せっかく植えたマングローブがすべてかれていました。
よごれた水をキレイな水にもどすのは、ものすごく大変です。例えば、大さじ1ぱいのマヨネーズを台所ですてたら、魚が住める水にするには、おふろの水(約300リットル)約13はい分の水でうすめないといけないそうです。
日本人は1日にどれくらいの水を使うと思いますか?
飲む水、お風呂の水、トイレの水、洗たくに使う水など、なんと毎日、1人当たり約250リットルの水を使っているそうです。2リットルのペットボトルで125本分。1か月で3750本分の水ですよ!
日本人が当たり前のように毎日使っている水ですが、少しでも大切にしていきたいですね。
写真提供:NGO団体「公益財団OISCA」(子どもの森計画)