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生物多様性を守るために~関西電力グループの取組み~
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)を防ぐ
地球がだんだんあたたかくなる地球温暖化。気温が上がって、住んでいる環境が今までと変わってしまったら、多くの生きものが困ってしまいます。生物多様性を守るためには、地球の気温を上げてしまう「温室効果ガス」の排出(はいしゅつ)を減らすことも大切なことです。関西電力グループでは、温室効果ガスのひとつである発電時に二酸化炭素を排出しない発電(原子力発電・水力発電・太陽光発電など)に取り組んでいます。また、火力発電所では熱効率の維持・向上をはかることにより、二酸化炭素排出量を低くおさえる工夫をしています。
- 大飯原子力発電所(原子力発電)
- 出し平発電所(水力発電)
- 有田太陽光発電所(太陽光発電)
- 姫路第二発電所(火力発電)
森を作る
森はたくさんの生きものの住みか。鳥や虫や木だけでなく、土の中にも目に見えない生きものがたくさん暮らしています。しかし、こうした生きものの大切な住みかである森が、人間の活動により、どんどんと減ってきています。関西電力グループでは、発電所などをつくった場所に、その環境にあった木を植え、自然に近い森を作るという取組みをしています。いろいろな場所で森が生まれ、たくさんの生きものがそこで暮らしています。
- 御坊発電所のエコロジー緑化と拡大写真
- 奥多々良木発電所のビオトープ
- ビオトープで観察されたモリアオガエル
コウノトリの暮らしを守る
- 電線につけられたカラーリング
- 電柱に作られた
コウノトリの巣
大きなつばさでゆうがに空を飛ぶコウノトリ。兵庫県の豊岡(とよおか)市では、野生のコウノトリを復活させるため、人工的に育てた鳥を自然にもどす取組みをしています。コウノトリの巣は直径2mもの大きなもので、大きな木がないと、電柱に巣を作ってしまうことも。関西電力グループでは、コウノトリがぶつからないように電線にカラーリングをつけたり、電柱や鉄塔(てっとう)に巣を作ろうとしたときには、コウノトリが感電しないように、兵庫県立大学や兵庫県立コウノトリの郷公園と連けいして、巣を早く撤去(てっきょ)するなど、コウノトリの暮らしを守る取組みをしています。
黒部(くろべ)の自然を守る
- 黒部の自然の中に
作られた黒部ダム - 扇沢駅にある靴底についた
タネなどを取りのぞくマット
関西電力のダムのひとつ、黒部ダムは高い山々に囲まれた黒部という大自然の中にあります。たくさんの人たちが黒部を訪れて、美しい風景を楽しんでいます。関西電力グループでは、黒部の自然を守るため、排気ガスを出さないトロリーバス(平成31年4月からは電気バスに変更)で観光客を運んでいます。また、黒部の入り口の扇沢(おうぎさわ)駅には、靴(くつ)の底をきれいにするマットを置き、靴底についた植物のタネを取りのぞいて、外来種※の侵入(しんにゅう)を防いでいます。こうすることで、別の場所で育っていた植物のタネが成長して、昔から黒部にいる植物が住みにくくなるなど悪い影響をあたえるのを防いでいます。
- ※外来種
- 外来種とは、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のことをいいます。外来種の中で、生物多様性を脅かすおそれのあるものを、特に侵略的外来種といいます。
例えば、びわ湖(滋賀県)では、外来種オオクチバスやブルーギルが増え、フナやホンモロコなどの在来種が急げきに減少しています。これは、在来種の稚魚が外来種に食べられているなどの原因が考えられています。
魚の通り道を作る
- 発電所に作られた魚道
- 魚道を上から見たところ
川に住む魚は川をさかのぼったり下ったりして暮らしています。水力発電のダムに設置(せっち)された魚道では、魚が川をさかのぼることができるよう、適切な流量(りゅうりょう)、流速(りゅうそく) を維持するために、階段状にするなど、構造の工夫をしています。また、カニなどのために、魚道の全区間に麻のロープを置いているところもあります。
地域の人たちと取り組む生物多様性
- 環境教育
- びわ湖のヨシ狩りと清掃
関西電力グループでは、ツツジやサザンカなどの苗を育て、地域のみなさまといっしょに植樹しています。また、グリーンカーテンを用いた環境意識啓発(けいはつ)活動も進めています。ほかにも、地域の自然環境保全や美化活動に取り組んでいます。