あくなき安全性の追求
巨大地震に備える

基準地震動の策定と認可状況

当社は、平成26年5月16日の新規制基準適合性に係る審査会合で高浜発電所、平成26年10月29日の審査会合で大飯発電所、平成28年5月20日の審査会合で美浜発電所の基準地震動の策定について、FO-A断層、FO-B断層、熊川断層の3連動の考慮やその断層上端までの深さを3kmとすること等の考え方を示し、その上で基準地震動が、高浜発電所で700ガル※1、大飯発電所で856ガルになることを説明しました。
発電所名 これまでの基準地震動
(平成21年3月に国に報告)
審査会合での審議結果
高浜発電所 550ガル 700ガル
大飯発電所 700ガル 856ガル
美浜発電所 750ガル 993ガル
※1ガル(単位・gal):地震による地盤や建物等の揺れの強さを表す加速度の単位
審議の結果、高浜発電所については平成27年2月12日に、美浜発電所については平成28年10月5日に、大飯発電所については平成29年5月24日に許可をいただいたため、速やかに耐震安全性評価を進めております。
基準地震動の策定に関しては、当社ホームページ「若狭トピックス 」にて随時情報公開を行ってまいります。
小浜湾等の海域・陸域調査図

大飯発電所 F-6破砕帯における調査

大飯発電所では、敷地内にある破砕帯(F-6破砕帯)について、国の意見聴取会において、「活断層を否定するためには現状の資料では十分ではない」との意見があり、念のため、破砕帯の追加調査を行いました。
追加調査は断層への活動性を目視で確認するため、敷地内でトレンチ(溝)を掘って地質の変異等を目視で確認するトレンチ調査や、地質を採取するボーリング調査等を実施するとともに、配管等の補強も行っています。
トレンチ調査
▼約70m、幅50m、最大深さ約40mのトレンチを掘って、破砕帯が活断層でないことを確認
活断層の目視調査

大飯発電所敷地内破砕帯の評価結果

平成26年2月12日原子力規制委員会において 「大飯発電所敷地内のF-6破砕帯は 将来活動する可能性のある断層等には該当しない」 と判断されました。
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