あくなき安全性の追求
津波に備える
津波・浸水対策
関西電力の原子力発電所では、東京電力福島第一原子力発電所事故のような津波が来襲しても同様の事故を起こさないために、津波に対する原子力発電所の更なる安全性・信頼性の向上という観点から防潮堤や防護壁の設置等、さまざまな安全性向上対策に全力で取り組んでいます。
津波による衝撃を緩和し、浸水を防ぐ「防波堤、防潮堤、防潮ゲート」
津波対策として防波堤や防潮堤等を設置しています。沿岸部に設置した防波堤によって津波の衝撃をやわらげ、防潮堤・防潮ゲートによって浸水を防ぐことを目的にしています。
1.防波堤のかさ上げ例:大飯発電所
標高5mの既存の防波堤を、標高8mにかさ上げしました。


2.防潮堤、防潮ゲートの設置例:高浜発電所
内浦湾に面する放水口側に標高8m、長さ約400mの防潮堤を設置しました。


冷却に必要な海水を確保する「貯水堰」
引き津波による水位下降時においても海水ポンプによる取水ができるよう、海水ポンプ室前面の海中に貯水堰を設置しています。

安全上重要な機器を守る「水密扉」
非常用ディーゼル発電機等の安全上重要な機器が、浸水により機能を喪失しないように建屋の扉を水を通しにくく頑丈な水密扉に取り替えました。厚さ10cm以上ある強固な扉によって、水の浸入を防ぎます。
