現場取材|エネルギーの未来を描く─ 大阪・関西万博
かんでん Update
2025.3.31

現場取材|エネルギーの未来を描く─ 大阪・関西万博

万博での実証をビジネスに繫げる

「未来の都市」パビリオンは日本国際博覧会協会と12の企業・団体による共同出展事業。経済発展と社会課題解決を両立させるSociety 5.0の実現に向け、それぞれの知見と技術を生かした体験プログラムを提供する。

関西電力送配電 新規事業計画グループ 海江田賢一
関西電力送配電 新規事業計画グループ
海江田賢一
関西電力送配電 新規事業計画グループ 大江麻依子
関西電力送配電 新規事業計画グループ
大江麻依子

関西電力送配電では当初、スマートポールの現物提供のみ行うという案もあったが、「自分たちが主体となってパビリオンの展示スペースを運営し、来場者の皆さんにスマートポールの機能を体験していただきたい」と提案したのが新規事業計画グループの海江田賢一だ。協賛にあたって同協会との折衝から、企画、予算管理、委託先やスポンサーの調整、工事契約・管理、広報、バーチャルアプリまで大江や他のチームメンバーと担当した。「展示企画を検討した社内の役員会議の際に、プロダクトアウトではなく、マーケットインに振り切った現在の企画を採用いただいたことが印象に残っている。送配電事業者として、顧客目線がますます重要であるが、その思考を体現することができたと思っている。また、夢洲という特異な土地での工事施工や、同協会との調整など想定外の困難の連続であったが、論理的思考力や対外折衝力、プロジェクトマネジメントなどの能力をフル回転して対応した。メンバーも含めて会社生活の足腰を鍛えられたと考えている」と海江田。バックグラウンドが異なる人たちとの万博成功に向けた共創に充実感があったという。

関西電力送配電では、万博での実証実験を踏まえてビジネスに繋げていく構想を描いているが、「まずは新しいアイデアや技術を楽しみ、未来社会に夢を描いてほしい」「そして社会課題をどう解決していくか考えるきっかけにもしてほしい」と2人は口々に抱負を語り、笑顔を見せた。

会場内で配布予定のノベルティ。QRコードからアバターをダウンロードできる

会場内で配布予定のノベルティ。
QRコードからアバターをダウンロードできる

万博に向け出前授業を実施。未来を担う子供たちに、SDGs達成に向けた関西電力送配電の取り組みや、「未来の都市」パビリオンの魅力などを伝えている

万博に向け出前授業を実施。未来を担う子供たちに、
SDGs達成に向けた関西電力送配電の取り組みや、
「未来の都市」パビリオンの魅力などを伝えている

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