プレスリリース

2010年6月2日
関西電力株式会社

原子力発電所の運営状況について

 当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。

1.運転状況について(平成22年6月1日現在)
発電所 電気
出力
(kW)
運転状況 備  考
美 浜
発電所
1号機 34.0万 運転中  
2号機 50.0万 停止中
H22年4月24日 1次冷却材中の放射能濃度の上昇のため停止
H22年4月24日〜未定
3号機 82.6万 運転中  
高 浜
発電所
1号機 82.6万 運転中
  • ○タービン動補助給水ポンプの待機除外について
    詳細は2(2)のとおり
    【原因対策を取りまとめましたのでお知らせ(発生については5月14日に当社ホームページ上でお知らせ済み)】
2号機 82.6万 運転中
3号機 87.0万 運転中  
4号機 87.0万 第19回 定期検査中
H22年2月4日〜H22年6月上旬予定
(調整運転中)
  • ○発電機水素ガス冷却器の冷却水入口弁フランジ部からの漏れの原因と対策
    詳細は2(2)のとおり
    平成22年5月12日20日お知らせ済み】
大 飯
発電所
1号機 117.5万 運転中
2号機 117.5万 運転中  
3号機 118.0万 燃料取り替えのため停止中
H22年4月29日〜H22年6月上旬予定
 
4号機 118.0万 第13回 定期検査中
H22年2月7日〜H22年6月下旬予定
(調整運転中)
 
  • *定期検査中のプラントについては、定期検査開始〜本格運転再開予定時期を記載。その他、停止中のプラントは、原子炉停止〜原子炉起動予定時期を記載している。

2.トラブル等情報について

(1) 法令に基づき国に報告する事象(安全協定の異常時報告事象にも該当する事象)

なし

(2)安全協定の異常時報告事象

発電所名  大飯発電所1号機 発 生 日 平成22年2月1日
件  名 燃料集合体の漏えいについて
事象概要
および
対 策 等

 定格熱出力一定運転中の平成22年2月1日、燃料集合体に漏えいが発生した疑いがあるものと判断し、漏えい燃料集合体を特定するため、2月6日に原子炉を停止しました。
 調査の結果、2体の燃料集合体に漏えいが認められたことから、この2体は今後使用せず、今回漏えいした燃料集合体と同じ型式で同時期に製造された燃料は、現在実施中の照射後試験等をふまえた漏えい原因が判明するまで、再使用しないこととしました。
 また、漏えい発生の可能性を低減させるため、漏えい原因が判明するまでは、漏えい燃料集合体と同型の燃料について、これまでに漏えいが発生した燃焼度以上とならないよう、燃焼度を管理(ウラン燃料は38,000MWd/t未満、ガドリニア入り燃料は36,000MWd/t未満)するとともに、炉心中心には装荷せず、運転中は1次冷却材中の放射能濃度の監視を強化することとしました。
 今後、漏えい発生に対する1次冷却材の流れの影響を緩和するために、燃料設計の一部変更について検討を行うこととしました。

 燃料集合体全数193体のうち、漏えい燃料集合体2体を含む同一メーカ、同一時期に製造された燃料集合体8体と、燃焼度を管理するために取り替える燃料28体の合計36体を取り替えました(装荷した36体の燃料のうち20体は新燃料集合体で、55,000MWd/t燃料)。

平成22年2月1日5日3月23日4月28日  お知らせ済み]

 その後、5月16日に原子炉を起動し、同日臨界に達し、17日に発電を再開しました。

[起動、臨界、発電再開予定日は平成22年5月14日 お知らせ済み]


発電所名  美浜発電所2号機 発 生 日 平成22年4月19日
件  名 燃料集合体漏えいに係る調査状況について     (添付図1)
事象概要
および
対 策 等

 定格熱出力一定運転中の4月19日、1次冷却材中の希ガス(Xe−133)の濃度が、前回測定値から上昇していることを確認したため、燃料集合体に漏えいが発生した疑いがあるものと判断し、監視を強化するとともに、計画的な原子炉停止を検討することとしました。
 1次冷却材中のよう素(I−131)濃度は、運転上の制限値(45,000Bq/cm3)に比べて十分に低い値でしたが、漏えい燃料の特定調査を行うため、4月23日18時に出力降下を開始し、24日1時53分に発電を停止した後、同日3時7分に原子炉を停止しました。
 原子炉停止後、1次冷却材中の放射能濃度を低減させた後、5月26日から27日にかけて、原子炉に装荷された燃料集合体(121体)を使用済燃料ピットに取り出し、28日から31日にかけて、漏えい燃料特定のため、取り出した燃料集合体全数についてシッピング検査*2を実施しました。
 その結果、原子炉内で隣接して装荷されていた2体の燃料集合体(KABA10、KABC13)に漏えいを確認しました。
 漏えいを確認した2体について、水中カメラによる外観目視検査を実施したところ、2体が隣接する面にある燃料棒3本(KABA10:2本、KABC13:1本)の第4支持格子下部で、燃料棒表面に傷のようなものを確認しました。また、3本のうち2本(KABA10:1本、KABC13:1本)には、燃料棒表面に白色の模様を確認しました。
 当該2体については今後、超音波*2およびファイバースコープにより漏えい燃料棒の調査を行います。

  • *1: 漏えい燃料集合体から漏れ出てくる核分裂生成物(キセノン-133、ヨウ素-131など)の量を確認し、漏えい燃料集合体かどうか判断する。
  • *2: 漏えい燃料棒の内部に水が存在すると、燃料被覆管を伝播する超音波が減衰することから、これを検出することで、漏えい燃料棒を特定する。

平成22年4月19日23日6月1日  お知らせ済み]


発電所名  高浜発電所2号機 発 生 日 平成22年5月11日
件  名 発電機水素ガス冷却器冷却水系統のドレン配管付根からの漏れの原因と対策      (添付図2)
事象概要
および
対 策 等

 定格熱出力一定運転中の5月11日、巡回点検中の当社運転員が、タービン建屋2階にある発電機水素ガス冷却器*14台(A、B、C、D号機)のうち、B冷却器の冷却水入口配管のドレン配管付根付近からの冷却水の漏れ(約0.8リットル/分)を確認しました。
 漏れ箇所の点検および補修を行うため、発電機出力を約105%から約98%に降下させることとし、同日16時22分に出力を約98%とした後、当該冷却器の冷却水系統を隔離し、水抜きを行いました。
 その後、ドレン配管付根付近について外観点検および浸透探傷試験*2を行ったところ、冷却水配管とドレン配管との溶接部からドレン配管にかけて、指示模様(長さ約26mm)を確認しました。
  なお、この事象による環境への放射能の影響はありません。

  • *1 発電機水素ガス冷却器:発電機内部を冷却する水素ガスを冷やすための機器。
  • *2 浸透探傷試験:染料の入った液(浸透液)を傷に浸透させた後、余分な浸透液を除去し、現像剤により浸透指示模様として観察する方法。
1.調査結果
(1)破面観察等の調査
  • ・当該部を切断し、内表面の浸透探傷試験を行った結果、外表面と同じ部位で指示模様 (長さ約23mm)を確認しました。
  • ・断面観察の結果、指示模様を確認した部位でき裂が貫通しており、溶接部の内側に空洞(幅約3.0mm×深さ約2.4mm)を確認しました。
  • ・破面観察の結果、疲労破壊の特徴であるストライエーション状模様*3が確認され、溶接部の空洞部では腐食跡も確認しました。
  • ・ドレン配管は管台等を用いず、冷却配管に穴をあけて直接溶接されていたことから、空洞はこの溶接時(建設時)の欠陥で、腐食は運転に伴うものと推定しました。
  • *3 ストライエーション状模様:電子顕微鏡による疲労破面の観察結果において見られる縞状模様をいい、その数や間隔からき裂成長過程の情報が得られる。
(2)当該部の履歴調査等
  • ・当該ドレン配管について製作図と比較したところ、実機の取り付け位置は製作図より約60mm下方となっており、他のドレン配管は製作図どおり取り付けられていました。
  • ・当該ドレン配管の下流にあるドレン弁については、昭和58年に、ねじ込み式の取り付け方法からフランジ式に変更していました。
(3)疲労破壊等に関する調査
  • ・冷却水配管は、発電機の運転時の振動(120Hz)を大きく受けていました。
  • ・ドレン配管の固有振動数*4を調査したところ、今回漏れが発生したドレン配管は119.6Hzであり、発電機の振動数に近いことがわかりました。なお、製作図どおり取り付けられていたドレン配管の振動数は108Hzでした。
  • ・以上の結果から、発電機からの振動と当該配管が共振し、当該ドレン配管の溶接部に繰り返し振動応力が加わっていたと推定しました。
  • ・溶接部の強度評価を実施した結果、溶接部に空洞等のき裂がない場合は、共振による振動応力では疲労破壊は発生しませんが、き裂が2.4mm程度ある場合には疲労き裂が進展することがわかりました。
  • ・当該ドレン配管は、両端とも支持されている構造(入口配管とドレン集合管の2箇所)のため、これまで振動測定を行った実績はありませんでした。
  • *4 固有振動数:配管の重量、長さ等により配管それぞれが持つ固有の振動数。
2.推定原因
 当該ドレン配管は、建設時、製作図より約60mm下方に取り付けられ、その後ドレン弁の改造を実施したことにより、当該部の固有振動数が発電機運転時の振動数に近くなっていました。また、ドレン配管を溶接した際に生じていた溶接欠陥部(空洞)において、運転に伴い腐食が進行したことで、共振による振動応力によりき裂が進展し、貫通に至ったものと推定しました。
3.対 策
  • ・当該ドレン配管については、管台を取り付け、差し込み溶接により補修します。またドレン配管にサポートを設置し、共振を回避します。これらについては対策工事後、振動測定によりその効果を確認します。
  • ・両端支持の小口径配管は、共振等による影響が想定される範囲のものについては振動測定を行うこととします。
  • ・配管に直接溶接しているドレン配管等については、管台を用いた溶接方法に計画的に変更します。

平成22年5月11日12日20日 お知らせ済み]

 当該配管の対策工事が完了し、漏えい確認を行い異常がないことを確認したため、5月21日23時27分に定格熱出力一定運転に復帰しました。

発電所名  高浜発電所4号機 発 生 日 平成22年5月12日
件  名 発電機水素ガス冷却器の冷却水入口弁フランジ部からの漏れの原因と対策      (添付図3)
事象概要
および
対 策 等

 第19回定期検査中の5月10日に調整運転を開始し、発電機出力約75%で運転中の5月12日、当社運転員が2次系の弁操作のため現場に向かっていたところ、発電機水素ガス冷却器*14台(No.1〜4)のうち、No.2冷却器の冷却水入口配管の弁フランジ部から冷却水が漏れている(3滴/秒)ことを確認しました。このため当該冷却器の出入口弁を閉止して当該部を隔離したところ、冷却水の漏れは停止しました。
 漏れ箇所の点検、補修のためには、発電機水素ガス冷却器4台に共通する冷却水系統*2を隔離する必要があることから、発電を停止することとし、5月12日16時00分に出力降下を開始し、21時00分に発電を停止しました。
 なお、この事象による環境への放射能の影響はありません。

  • *1 発電機水素ガス冷却器:発電機内部を冷却する水素ガスを冷やすための機器。
  • *2 冷却水系統:漏れ箇所の上流側にある、冷却器4台に冷却水を供給する系統。
1.調査結果
(1)フランジの点検結果
 冷却器の冷却水出入口弁のフランジ部は、配管の上部と下部のフランジの間に弁本体とパッキンを入れ、ボルトで締め付けています。
 今回漏れが認められたNo.2冷却器の入口弁フランジ部について分解点検した結果、漏れが確認された上部フランジのボルト穴部で、パッキンにシート面を貫通する割れを確認しました。
 当該フランジ部のボルトを取り外す際に締め付け力を測定した結果、シート面での漏れ止めに必要な締め付け力は確保されていましたが、漏れが認められたボルト穴での締め付け力は、他のものより小さいことがわかりました。
 パッキンの仕様は、当該部の使用環境(圧力約0.7MPa、温度約29度)に適合しており、パッキン納入時やフランジ部の取り付け前の外観検査記録で、傷等の異常は認められていませんでした。
(2)当該弁に係る作業実績の調査結果
 当該部は、今定期検査において、他の冷却水出入口弁(7箇所)とともに分解点検を実施しました。この分解点検時における当該弁(フランジ部)の取り付け作業状況について作業員への聞き取りを行った結果、 
  • ・上部フランジを吊り上げて弁を入れる隙間を確保する
  • ・下部フランジ面にシール剤を塗ったパッキンを取り付ける
  • ・弁を下部フランジにのせる
  • ・シール剤を塗ったパッキンを取り付けた上部フランジを吊り降ろす
  • ・その際、ボルト穴とパッキン穴との位置調整を行うため、棒状の工具をボルト穴に差し込み、パッキンを押し込む等の作業を行っていました。
 現場でこれらの作業状況を再現した結果、上部フランジを吊り降ろした際にパッキンが滑って、上部フランジのボルト穴とパッキン穴に芯ずれ(約4mm)が生じました。また、ボルト穴に工具を差し込んでパッキン穴の芯ずれ位置調整を行うと、工具がパッキンに接触する部分に長さ数mm程度の傷をつけることがわかりました。
 この状態で配管内に実機と同じ圧力をかけると、パッキンのボルトの締め付け力が小さい箇所に傷が生じていた場合、傷が押し広げられ、配管内面から外面まで貫通することを確認しました。
2.推定原因
 今定期検査において、当該フランジ部の分解点検作業を行った際、上部フランジ穴とパッキン穴との芯ずれが生じた状態で、ボルト穴に棒状の工具を差し込み位置調整を行いました。この作業でパッキンに小さな傷が生じ、当該ボルト部での締め付け力が小さかったこともあり、この傷が運転時の冷却水圧力により押し広げられて貫通し、冷却水が漏れたものと推定しました。
3.対 策
  • (1)当該フランジのパッキンを新しいものに取り替えます。
  • (2)弁の取り付け作業にあたっては、事前にボルト穴にガイド棒を取り付け、フランジ穴とパッキン穴に芯ずれが生じないようにします。
 なお、当該部と同様の取り付け作業を行った他の冷却水出入口弁(7箇所)についても、パッキンの取り替えを行います。このためには、冷却水系統全体を停止する必要があることから、原子炉を停止することとしました。
 5月20日19時07分に原子炉を停止し、当該フランジ部および他の冷却水出入口の弁フランジ部(7箇所)について、事前にボルト穴にガイド棒を取り付け、フランジ穴とパッキン穴に芯ずれが生じないような方法で、新しいパッキンに取り替えました。

平成22年5月122026日 お知らせ済み]

 その後、5月26日に原子炉を起動し、同日臨界となり、27日に調整運転を再開しました。
今後は、6月下旬に経済産業省の最終検査(総合負荷性能検査)を受けて本格運転を再開する予定です。


発電所名  高浜発電所1号機 発 生 日 平成22年5月14日
件  名 タービン動補助給水ポンプの待機除外について      (添付図4)

(概要)
 運転中の平成22年5月14日、3台ある補助給水ポンプのうち、1台の起動試験を実施したところ、ポンプ軸受部の潤滑油等を循環させている油系統の圧力が低いことを示す警報が発信しました。試験を中断し点検を行ったところ、当該ポンプの軸受部から潤滑油が漏れていることを確認したため、保安規定の運転上の制限を満足していないものと判断し、当該ポンプを待機除外としました。
 原因は、今回の試験前に点検を行った発電室員が、当該軸受部から潤滑油を排出するための弁に触れ、弁の開度が全開状態から微開状態になりました。この状態で当該ポンプを起動したため、当該軸受部に供給された潤滑油が十分に排出されずに、軸受部の油面が上がって漏れ出たものと推定しました。
 対策として、当該弁のハンドルを配管に固縛し動かないようにした後、当該ポンプの試運転を行い、5月18日に待機状態(運転上の制限を満足した状態)に復帰しました。
 なお、本事象による周辺環境への影響はありませんでした。

事象
および
対 策 等

 定格熱出力一定運転中のところ、平成22年5月14日、3台ある補助給水ポンプ*1のうち、タービン動補助給水ポンプの定期起動試験(1回/月)を行うため、10時22分に当該ポンプを起動したところ、10時33分にポンプ軸受部の潤滑等に用いている油の圧力が低いことを示す「タービン動補助給水ポンプ制御油圧低」警報*2が発信しました。このため、試験を中断し点検を行ったところ、ポンプ軸受部から潤滑油が漏れていることを確認したため、同日10時51分に保安規定の運転上の制限*3を満足していない状態にあると判断するとともに、当該ポンプを待機除外としました。本事象による環境への放射能の影響はありませんでした。

[平成22年5月14日 当社ホームページ上でお知らせ済み]

 当該軸受部と油系統の点検を行った結果、当該軸受部の構成部品に異常は認められませんでしたが、ポンプ運転時に軸受部に供給される潤滑油を排出するための軸受油出口弁が、本来全開状態のところ微開状態となっていることを確認しました。
 今回の起動試験の状況を調査した結果、試験前に発電室員が、当該ポンプ下に腕を差し込んでウエスで油漏れの確認を行っていました。ポンプ下部が狭隘であったことから、その際に同じポンプ下部にある当該弁ハンドルに触れた可能性がありました。
 以上のことから、当該弁が微開となった原因は、今回の試験前に、発電室員が油漏れの確認を行った際、当該弁のハンドルに触れ、弁の開度が全開から微開状態になり、この状態で当該ポンプを起動したため、当該軸受部に供給された潤滑油が十分に排出されずに、ポンプ軸との隙間から漏れ出たものと推定しました。
 対策として、今回の事象を発電室員に周知するとともに、当該弁のハンドルを配管に固縛し、動かないようにしました。その後、当該ポンプの試運転を行い、5月18日0時15分に待機状態(運転上の制限を満足した状態)に復帰しました。

  • *1 3台ある補助給水ポンプ:補助給水ポンプは、主給水系統事故時など、通常の給水系統の機能が失われた場合に、蒸気発生器に給水を行うためのポンプである。高浜発電所1号機には、電動ポンプが2台と、蒸気発生器で発生した主蒸気の一部でタービンを回し、その回転力でポンプを駆動するタービン動補助給水ポンプ1台がある。通常時は3台とも待機状態にあり、定期的に運転して異常のないことを確認している。
  • *2 「タービン動補助給水ポンプ制御油圧低」警報:油圧が177kPa以下となった場合に発信する。運転中の平常値は約200〜380kPa。
  • *3 運転中は、補助給水ポンプ3台が動作可能であることが求められている。

(3)保全品質情報等

なし

以 上

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