プレスリリース

2010年5月11日
関西電力株式会社

高浜発電所2号機の出力降下について(発電機水素ガス冷却器冷却水の漏れ)

 高浜発電所2号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット。定格熱出力一定運転中)において、本日10時30分頃、巡回点検中の当社運転員が、タービン建屋2階にある発電機水素ガス冷却器*14台(A、B、C、D号機)のうち、B冷却器の冷却水入口配管のドレン配管付根付近からの冷却水の漏れ(約0.8リットル/分)を確認しました。

 今後、当該冷却器の冷却水系統を隔離し、漏れ箇所の点検および補修を行いますが、冷却器で冷やされた後の水素ガス温度を50℃以下になるよう管理していることから、残り3台の冷却器で発電機の発熱を抑えて水素ガスの温度を管理値内にできるよう、発電機出力を約105%から約98%に降下させます。
 出力降下は本日16時頃から開始し、16時20分頃に約98%とした後、当該冷却器の冷却水系統を隔離し、点検および補修を行います。

 現在、発電機水素ガス系統の冷却器出口温度(約41℃)や発電機水素ガス冷却器冷却水の圧力(約0.6MPa)等の異常および運転パラメータへの影響はなく、プラントは安定した状態です。また、漏えい量にも大きな変化はありません。

 なお、この事象による環境への放射能の影響はありません。

  • *1:発電機内部を冷却する水素ガスを冷やすための機器。

以 上

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