災害時には「ウソのニュース」に注意!

地震などの災害が起こったとき、安全な行動をとるためにはテレビやラジオ、インターネットなどを使って津波に関しての情報や被害情報などを集めることが大切なんだ。

ただし「ウソのニュース(フェイクニュース)」に注意をしなくてはならないことを知っておこう。残念なことだけど、地震のような大きな災害が起こると普段なら違うと分かることでも冷静に判断できなくなることがあるんだよね。

例えば2016年に熊本県で大きな地震が起こったときには「動物園からライオンがにげ出した」という情報がインターネット上で流れ、たくさんの人を不安にさせたんだよ(もちろん、ライオンは逃げ出していません)。こうした悪質な情報を流すことは犯罪になるし、避難をおくらせてしまう原因にもなるんだ。いつもならウソとわかる情報も、災害などの非常事態のときには冷静に判断できないこともあるから、みんなも落ち着いて、冷静に考えることが大切だね。

「ウソ」と「ホント」を見分けるには?

ウソかホントかわからない情報を目にしたときには、まずは「だれが発信した情報なのか」を見てみよう。それが自治体や地震の情報を担当(たんとう)する気象庁(きしょうちょう)、新聞社やテレビ局などの報道機関が発信した情報ならば、ホントのニュースである可能性が高いと言えるよ。

インターネットなどでウソかホントかわからないニュースを見た場合、その人が以前にどんなことを発信しているかも見てみよう。
こうしたことに注意すれば、ある程度はウソとホントのニュースを見分けることができるけど、それでも災害が起こったときには不安な気持ちになってしまい、いつもならばウソと分かる情報でも信じてしまい、パニックを起こすこともあるんだ。だから、何がウソで何がホントかわからなくなってしまったら、情報を集めるのは大人に任せて、その指示にしたがおう

(2018年6月時点の内容です)

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