プレスリリース

2012年2月17日
関西電力株式会社

高浜発電所3号機の定期検査開始について

高浜発電所3号機 第21回定期検査の概要

1.主要工事等
(1)原子炉冷却系統設備小口径配管他取替工事 図−1参照

 国外PWRプラントにおける応力腐食割れ事象を踏まえ、1次冷却材の流れがない配管(高温環境で溶存酸素濃度が高い)の溶接部について、計画的に対策工事を実施しており、今回は、化学体積制御系統4箇所および余熱除去系統1箇所について材料を変更します。
 また、取替え時の作業性を考慮し、対象箇所周辺の弁や配管の一部を取り替えます。

  • *応力集中が小さい溶接形状への変更と耐食性に優れた材料への変更
(2)1次系強加工曲げ配管取替工事 図−2参照

 国外BWRプラントにおいて、芯金を使用して曲げ加工した配管の内面で応力腐食割れが発生した事象を踏まえ、予防保全として、1次冷却材系統につながる曲げ配管のうち、芯金を使用して曲げ加工したものを、芯金を使用せずに曲げ加工した配管等に取り替えます。

(3)安全系計器用電源装置取替工事 図−3参照

 安全系計器用電源装置の構成部品が製造中止となったことから、今後の保守性を考慮し、最新の電源装置に取り替えます。

(4)1次冷却材ポンプ供用期間中検査 図−4参照

 1次冷却材ポンプの供用期間中検査として、C号機の主フランジ締め付け部やケーシング内表面について目視点検や超音波探傷検査を行ない、健全性を確認します。

2.設備の保全対策
(1)2次系配管の点検等 図−5参照

 当社の定めた「2次系配管肉厚の管理指針」に基づき、2次系配管1,222箇所について超音波検査(肉厚測定)を実施します。
 また、今後の保守作業を考慮した部位118箇所を耐食性に優れたステンレス鋼もしくは低合金鋼の配管に取り替えます。

3.燃料集合体の取り替え

 燃料集合体全数157体のうち、73体について取り替える予定です。73体のうち56体は新燃料です。

4.福島第一原子力発電所事故を踏まえた特別点検等 図−6参照

 非常用炉心冷却系統や格納容器スプレイリングの健全性確認および使用済燃料ピットの監視計器(水位計・温度計)の電源を非常用電源に変更するとともに、さらなる監視強化のため、非常用電源から電源供給を受ける使用済燃料ピットの広域水位計および監視カメラを設置します。
 また、非常用炉心冷却系統の耐震サポートおよび屋内外タンク基礎ボルト等の点検を行います。

  • *使用済燃料ピット冷却系統ポンプの分解点検は、実施済みである。
5.その他

 原子炉起動については、福島第一原子力発電所事故に対する安全対策の実施状況を踏まえ、地元のご理解を得ながら計画します。

以 上

本文へ戻る