今日は、身近なものでカンタンに作れる「ペットボトル風車」の工作と、風の力で電気を作る「風力発電(ふうりょくはつでん)」の実験をしてみよう。

ペットボトルの風車で「電気」がつくれる!?

風の力で電気を作る「風力発電」。その仕組みがわかる工作にチャレンジしてみよう!
カッターやハサミを使うから、できるだけおとなの人といっしょに作ろうね。

<必要な材料や道具>

  • ・350 ~500mlのペットボトル(2本)
  • ・発電用モーター(コード付き)
  • ・LED豆電球(豆電球はLEDでなくてもOK)
  • ・豆電球ソケット(コード付き)
  • ・カッターナイフ
  • ・ハサミ
  • ・目打ち
  • ・油性マジック
  • ・ビニールテープやセロハンテープ
  • ・その他(マスキングテープ、シールなど)
必要な材料

■ペットボトル風車・発電機の作り方

  • 工程1

    1:豆電球ソケットにLED豆電球を取り付けよう。

  • 工程2

    2:発電用モーターのコードと、ソケットのコードをつなごう。それぞれのコードの先をキレイに「ねじって」つなごうね。
    ※つなぎ合わせるコードの色は同じでなくても大丈夫だよ。
    ※きちんとつながっていないと、電球が光らないことがあるよ。

  • 工程3

    3:ビニールテープなどを使って、土台になるペットボトルに発電用モーターを固定しよう。
    ※キャップを外して、飲み口にモーターを直接固定するほうがカンタンだよ。

  • 工程4

    4:もうひとつの風車になるペットボトルの底から、ペットボトル全体の1/5から1/4くらいはなれたところに、切りはなすための目印になる線を引こう。

  • 工程5

    5:(4)で引いた、切りはなすための目印の線から、飲み口のほうに向かって、風車の羽にするための目印になる線を引こう。この時、根元まで切りこみを入れると、羽が土台のペットボトルに当たって風車が回らなくなるから注意しよう。
    ※線の「本数」や「間かく」を変えると、羽の数や大きさが変わるよ。

  • 工程6

    6:(4)で引いた目印の線にそって、ペットボトルの底の部分を切りはなそう。
    ※ペットボトルがかたいときは、カッターで切りこみを入れて、ハサミで切りはなそう。

  • 工程7

    7:(5)で引いた目印の線にそってハサミで切りこみを入れ、外側に広げて、風車の羽を作ろう。羽の先や根元を折り曲げたりして、風を受け止めやすくなるよう工夫してみよう。

  • 工程8

    8:キャップの中心に目打ちを使って、風車をモーターに取りつけるための小さな穴(あな)を開けよう。(※1)
    穴を開けたキャップは、風車の羽の飲み口のところに取り付けよう。モーターの軸(じく)の太さよりキャップの穴を大きくすると、風車が空回りしてしまうよ。穴の大きさは少しずつ調節しよう。(※2)

  • 工程9

    9:風車をモーターに取り付けよう。キャップを風車に取りつけて、さっき空けた穴に、モーターの軸を差し込もう。

  • ※1 力がいるよ。開かないときは大人におねがいしよう。
  • ※2 モーターにギアが付いているときは、先にモーターの軸にギアを差しこんで、キャップにそのギアが入るくらいの穴を開けよう。ギアをキャップにしっかりと差しこむことで、羽の空回りを防ぐことができるよ。

■風車を回して、発電してみよう!

  • ドライヤーや扇風機(せんぷうき)などで羽に風を当てて、風車を回してみよう。風車がクルクル回って、モーターで電気が作られると、LED豆電球が光るよ。
    ※見本はドライヤーで羽に風を当てているよ。

  • かたちや大きさがちがう風車をいくつか作って、どれが一番明るく光るか実験してみよう。

  • 土台になるペットボトルや風車の羽の部分に、マスキングテープやシールをはったり、マジックや塗料(とりょう)で色をぬったりして、自分だけの風力発電機を作ってみよう。

(2017年7月時点の内容です)

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