「省エネ」をやってみよう!

エネルギーを無駄なく、上手に使うための省エネは、ちょっとした工夫(くふう)をすることで、いつでも簡単に始められるんだよ。大切な資源と、地球を守るために、お家や学校などの身近な場所で、少しずつ省エネをがんばってみようね。

■「エアコン」の省エネのポイント

夏に冷房(れいぼう)を使うときは、温度を28℃に設定するようにしよう。窓(まど)から太陽の光が入ると、部屋の温度が上がってしまうことになるから、カーテンをしめたり「すだれ」を使ったりすることも大切だよ。冷たい風を部屋中に届けたい場合は、エアコンの風を強くするのではなく、扇風機をいっしょに使うこともポイントなんだ。
エアコンには、ホコリやゴミが入らないようにするフィルターが付いているから、フィルターをこまめにそうじして、空気の流れを良くすることも大切だよ。そして、冬に暖房(だんぼう)を使うときは、20℃以下に設定するようにしよう。

<ガマンしないでエアコンを使うことも大切!>
もちろん省エネは大切なことだけど、とても暑くて、あせがたくさん出てしまうような日には、ガマンをせずにエアコンや扇風機を使って、涼しい部屋で過ごすことも大切だよ。
暑さをガマンし過ぎると、「熱中症(ねっちゅうしょう)」という命に関わる大変な状態になることもあるんだ。体の調子に合わせて、上手にエアコンや扇風機を使って、自分と家族を守ることも大切だよ。
参考記事:「熱中症について」

■「冷蔵庫」の省エネのポイント

まず、冷蔵庫の中にたくさんの物を入れないこと。たくさんの物を冷やすためには、たくさんのエネルギーが必要になるんだ。そして、ムダに開けたりしないことも、省エネには大切だよ。ドアを開けると、冷たい空気がにげていくから、また冷たくするために、エネルギーを使うことになるんだ。そのほかに、「熱いものは冷ましてから入れる」「風通しのよい場所に置く」「冷たい風の出口をふさがない」ということも大切だよ。

■「洗濯機(せんたくき)」の省エネのポイント

洗濯機は1回であらえる量が決まっているので、それに合わせて洗濯をすると、エネルギーをムダなく使うことができるんだ。エネルギーだけでなく、洗濯で使う水も節約することができるよ。たくさんの洗濯物がある場合、1回ですませるほうが省エネになる気もするけれど、洗濯物が多すぎると洗濯ものがうまく回らなくなるので、エネルギーをたくさん使ってしまうことになるよ。洗濯機の電気代や水道代を少なくするために、毎日気を付けることが大切だね。

■その他の省エネのポイント

・部屋の照明(しょうめい)器具
部屋を明るくしてくれる照明器具は、「使わないときは消す」ようにしよう。明るさの調節ができる照明器具なら、明るさを最大にしないで、ちょうど良い明るさにすることも大切だよ。蛍光灯(けいこうとう)や白熱灯(はくねつとう)などの電球を、LED電球に交換(こうかん)すると、たくさんのエネルギーを節約することができるんだよ。

・テレビ
照明と同じく、「使わないときは消す」ことが基本だよ。声のボリュームを小さくすることや、明るさを少し暗くすることでも、省エネをすることができるんだ。長い時間使わないときは、リモコンでスイッチを切るのではなく、テレビ本体のスイッチを切るようにしよう。

・その他の電気製品
使わないときは、コンセントをぬいておくようにしよう。ご飯をたく「炊飯器(すいはんき)」や電気ポットなどを使うときは、あたたかいままにしておく「保温(ほおん)」をできるだけ使わないことも大切だよ。

(2016年7月時点の内容です)

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