ゴロゴロ…ピカピカッ!ドドーン!という大きな音や光がして、びっくりしたことはないかな?
その音や光のしょうたいは、みんなも知っている「雷(かみなり)」だね。

 

大きな音やまぶしい光を出して、みんなをびっくりさせる雷。雷がどうやって発生しているのか?雷がどんな力を持っているのか?雷から身を守るためには?といったことを、みんなでいっしょに勉強しよう。

雷はどうやって発生するの?

空にうかんでいる雲は、太陽の光であたためられた地面のしめった空気が、空で水てきになって集まったものなんだ。空は「高くなるほど寒くなる」から、雲の中の水てきは、高い空にのぼっていくと氷のつぶに変わって、少しずつ大きくなっていくんだ。そして、大きくなった氷のつぶは、だんだん重たくなって、今度は地面に向かっておりていくんだ。

高い空にのぼっていく氷のつぶと、地面に向かっておりていく氷のつぶがぶつかり合うことで、静電気(せいでんき)が発生して、雲の中にどんどん電気がたまっていくんだ。そして、雲はためられなくなった電気を地面に向かってにがそうとする時に雷が発生するんだよ。
それが「落雷(らくらい)」=「雷が落ちる」という現象なんだ。

雷や落雷が発生する場所はわかるの?

「雷がいつ発生するのか?」「落雷があった場所はどこなのか?」といったことがわかれば、雷から身を守ることができるね。

天気予報などの情報を教えてくれる気象庁(きしょうちょう)は、全国30ヶ所で雷が発生させる電波をつかまえて、雷が発生する位置や時間などの情報が分かる雷レーダーを持っているんだ。気象庁では、雷レーダーの情報をもとにして、雷の強さや、雷が発生する可能性を10分ごとに教えてくれているよ。
気象庁(きしょうちょう)ホームページ

関西電力でも雷レーダーを使って、落雷のあった位置や、雷を発生させる雷雲の位置などがわかる「雷情報」を発表しているよ。雷から身を守るために、参考にしてみてね。
雷情報

(2016年1月時点の内容です)

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