プレスリリース
2007
2007年4月5日
関西電力株式会社
原子力発電所の運転実績等について(平成18年度)
1.運転実績の総括[表−1]
平成18年度の当社原子力発電所(11基,976.8万kW)の運転実績は、発電電力量約659億1千万kWh[前年度実績:約645億4千万kWh]、時間稼働率※1約74.2%[同:約73.1%]、設備利用率※2約77.0%[同:75.4%]で、発電電力量および設備利用率は年度当初の運転計画(約627億kWh,73.3%)を上回り、時間稼働率は年度当初の運転計画(74.2%)通りでした。 |
※1 時間稼働率: | 1年間の暦日時間数(365日×24時間)に対し、実際に発電した時間数の割合。 | |
※2 設備利用率: | 定格電気出力で1年間運転した場合の発電電力量に対し、実際に発電した電力量の割合。定格熱出力 一定運転による発電電力量増加分(11プラントで約1.7%増加)を含む値。 |
2.運転状況[表−2]
(1)定期検査
平成18年度に定期検査を終了したプラントは8基あり、これらの定期検査期間の平均日数(調整運転期間含む)は約214日※3[前年度実績:約124日(7基)]でした。定期検査における主な大型工事は、大飯発電所3号機での原子炉容器上部ふた取替工事および高浜発電所3号機、大飯発電所1、2号機での2次系熱交換器取替工事です。 |
※3 美浜発電所3号機事故後の定期検査期間908日(H16.8.14〜H19.2.7)を含んでいるため、平均日数は長期間となっています。 |
(2)運転期間
平成18年度に定期検査を開始したプラントは7基あり、前回定期検査終了(営業運転日起算)から定期検査開始までの運転期間※4は、平均で約354日間[前年度実績:315日間]でした。最も運転期間が長かったのは、高浜発電所2号機で395日間[前年度実績:大飯発電所4号機で391日]でした。 |
※4 運転期間(定期検査間隔)は定期検査開始日を含まない。また、トラブル等で停止した期間は含む。 |
安全協定に基づき報告した異常事象は5件[うち法律に基づく国への報告事象:1件]あり、いずれの事象においても周辺環境への放射能の影響はありませんでした。法律対象事象については、国際原子力事象評価尺度※5では「0+」と評価されました。発電に支障を与えた異常事象は、原子炉停止が1件ありました。また、労働災害が1件ありました。 |
※5 国際原子力事象評価尺度:経済産業省によるトラブルの評価であり、「評価対象外」および「レベル0〜7」で評価される。 |
3.輸送実績
新燃料集合体の輸送、低レベル放射性廃棄物の輸送、使用済み燃料の輸送実績は 表−7,8,9に示すとおりでした。 |
以 上
・ | 表−1 |
・ | 表−2 |
・ | 表−3、表−4 |
・ | 表−5 |
・ | 表−6 |
・ | 別紙1 |
・ | 別紙2 |
・ | 表−7 |
・ | 表−8、表−9 |