プレスリリース

2007年4月5日
関西電力株式会社

原子力発電所の運転実績等について(平成18年度)

[別紙1]

発電所名  大飯発電所1号機 発 生 日 第21回定期検査中(3月15日)
件  名 仮設レール撤去作業中の負傷 (添付図1参照)
事象概要
および
対 策 等
 平成19年3月15日、復水器の伝熱管取替工事に使用した仮設レールの切断・撤去作業において、切断したレールをチェーンブロック1本で吊って床面に降ろそうとしましたが、その途中でレールが架台に引っかかったため、引っかかりを解消しようとしてチェーンブロックを揺すった際に、レールの一部が、近傍にいた作業員の右足大腿部に接触して負傷しました。

 調査の結果、原因は切断したレールがチェーンブロック1本で吊られていたため不安定な状態であったこと、および架台がレールに引っかかった際に作業を中断して状況の確認を行わず引っかかりを外そうと揺らしたことにより、レールのバランスが崩れ、近傍にいた作業員にレールが接触し、負傷したものと推定されました。

 対策として、吊り荷の形状が複雑な場合には吊り荷を安定させるために2本以上で吊ること、吊り荷を上げる際には、吊り荷が振れる方向に人がいないことを確認すること、吊り荷が引っ掛かった場合には作業を中断し、状況を十分確認することを関係者に周知徹底しました。

以 上



  ※:   復水器の伝熱管取替工事
復水器の伝熱管からの海水漏えいを防止するため、伝熱管の材質を耐食性の優れたものに 取替える工事。


添付図1

戻る

本文へ戻る

プレスリリース