プレスリリース

2003年12月18日

高浜発電所1号機および2号機の定期安全レビュー報告書のとりまとめならびに高経年化対策に関する報告書の提出について

 定期安全レビュー(PSR:Periodic Safety Review)は、定期的に、発電所の安全性・信頼性を、総合的な観点から評価するものです。
 今回の評価は、平成9年11月に公表しました1回目の評価に次いで2回目の評価となります。
 また、高浜発電所2号機においては、平成17年11月14日で営業運転開始から30年を迎えるに当たり、高経年化対策についての検討を併せて実施し、安全性・信頼性向上が図られていることを確認しました。

運転経験の包括的評価
・・・ 原子力発電所の運転経験から得られた教訓の管理・設備への反映状況を評価する。
最新の技術的知見の反映
・・・ 安全性・信頼性に関する重要な技術的知見(技術開発成果等)の反映状況を評価する。
確率論的安全評価
・・・ 原子力発電所で発生する可能性がある異常事象を想定し、その後の事象進展の確率を評価することにより、原子力発電所の安全性を定量的に評価する。
高経年化対策
・・・ 高経年化に関する技術評価および長期保全計画の策定を行う。

高浜発電所2号機の概要

高浜発電所2号機は、当社で4番目に営業運転を開始した加圧水型軽水炉です。
主要な仕様、営業運転開始までの経緯および運転実績は次のとおりです。



主要仕様
電気出力(定格)      82.6万kW
原子炉型式         加圧水型軽水炉
燃料              低濃縮ウラン(燃料集合体157体)
減速材            軽水
タービン型式         串型4車室再熱再生式
主要経緯
電源開発調整審議会決定 昭和45年 5月
原子炉設置許可       昭和45年11月
着工              昭和46年 1月(建屋基礎工事着工)
営業運転開始        昭和50年11月

運転実績
累積発電時間    16万3,663時間(営業運転開始~平成14年度)
発電電力量      1,317億5,355万kWh(営業運転開始~平成14年度)
設備利用率      58.8%(営業運転開始~平成7年度)
             88.9%(平成8年度~平成14年度)  参考図1参照
計画外停止率
*1   0.5回/年(営業運転開始~平成7年度)
             0回/年(平成8年度~平成14年度) 参考図2参照


*1 当時の法律や通達に基づき国に報告した事象のうち、計画外で発電停止した回数

<参考資料>

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