定期安全レビュー(PSR:Periodic Safety Review)は、定期的に、発電所の安全性・信頼性を、総合的な観点から評価するものです。
今回の評価は、平成9年11月に公表しました1回目の評価に次いで2回目の評価となります。
また、高浜発電所2号機においては、平成17年11月14日で営業運転開始から30年を迎えるに当たり、高経年化対策についての検討を併せて実施し、安全性・信頼性向上が図られていることを確認しました。
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原子力発電所の運転経験から得られた教訓の管理・設備への反映状況を評価する。 |
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安全性・信頼性に関する重要な技術的知見(技術開発成果等)の反映状況を評価する。 |
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原子力発電所で発生する可能性がある異常事象を想定し、その後の事象進展の確率を評価することにより、原子力発電所の安全性を定量的に評価する。 |
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高経年化に関する技術評価および長期保全計画の策定を行う。 |
高浜発電所2号機の概要
高浜発電所2号機は、当社で4番目に営業運転を開始した加圧水型軽水炉です。
主要な仕様、営業運転開始までの経緯および運転実績は次のとおりです。
- 主要仕様
- 電気出力(定格) 82.6万kW
原子炉型式 加圧水型軽水炉
燃料 低濃縮ウラン(燃料集合体157体)
減速材 軽水
タービン型式 串型4車室再熱再生式
- 主要経緯
- 電源開発調整審議会決定 昭和45年 5月
原子炉設置許可 昭和45年11月
着工 昭和46年 1月(建屋基礎工事着工)
営業運転開始 昭和50年11月
運転実績
- 累積発電時間 16万3,663時間(営業運転開始~平成14年度)
発電電力量 1,317億5,355万kWh(営業運転開始~平成14年度)
設備利用率 58.8%(営業運転開始~平成7年度)
88.9%(平成8年度~平成14年度) 参考図1参照
計画外停止率*1
0.5回/年(営業運転開始~平成7年度)
0回/年(平成8年度~平成14年度) 参考図2参照
*1 当時の法律や通達に基づき国に報告した事象のうち、計画外で発電停止した回数
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<参考資料>