

熱中症にならないためには?なったときはどうする?
■熱中症にならないためのポイント
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・こまめに「水」を飲もう
水分をとる場合には、できるだけ「水」を飲むようにしよう。そして、「のどがかわいた」と感じる前に、少しずつ「水」を飲むように心がけよう。
お茶やコーヒーをたくさん飲むと、オシッコを出そうとする「利尿作用(りにょうさよう)」がはたらいて、体の中の水分が足りなくなってしまうことがあるから注意しよう。 -
・水分だけでなく塩分もとろう
あせをかくと、体の調子を整えるために必要な塩分(えんぶん)も、あせと一緒に体の外に出て行ってしまうんだ。毎日ごはんをしっかり食べて、塩分をたくわえておくことが大切だね。たくさんあせをかいたときは、スポーツドリンクを飲むことも良いんだ。ただし、飲みすぎは良くないよ。 -
・体調が良くないときは無理をしない
熱中症は体が弱っているときに起こりやすいので、無理をしないことが大切なんだ。
つかれているときや、ねぶそくのときは、外に出たりしないでゆっくり休もうね。
外出中に体調が悪くなったら、日かげなどのすずしい場所で休むようにしよう。 -
・出かけるときの服そうに工夫をしよう
暑いときに着る服は、「風を通す」「あせをすう」「早くかわく」ものを選び、外に出るときには、ぼうしをかぶるようにしよう。 -
・エアコンやせんぷうきを使おう
家の中にいても、暑くなってあせが出るようなら、エアコンやせんぷうきを使って、部屋の温度や湿度を下げたり、風の流れを作ったりして、できるだけすずしくなるようにしよう。ただし、すずしくしすぎると、体の温度調整が上手にできなくなって、外に出たときに体調が悪くなることがあるから「冷えすぎ」にも気をつけよう。
■熱中症になってしまったら?
もしも、熱中症になってしまったら、すぐに日かげやすずしい部屋に移動して、ゆっくり休むことが大切だよ。そして、体にたまった熱をにがすために、うちわやせんぷうきを使って、体に風を当てるようにしよう。そして、大切なのが、水分と塩分をとること。ほんの少しだけ塩を混ぜた水か、スポーツドリンクで水分をとるようにしよう。その場に氷や「保冷ざい」などがあれば、必ずタオルなどにまいてから、首やわきの下などに当てておこう。
声をかけても反応がなかったり、体がふるえているようなときは、急いで病院でみてもらうことが大切だよ。

(2016年6月時点の内容です)