PICKUP PROJECT
01
ラオスに
大規模な水力発電ダムを建設、
第二のくろよん建設に挑む。
ナムニアップ１水力プロジェクト
発電容量
29.0万kW
参画時期
2013.5
出資割合
45%
（13.1万kW相当）
ナムニアップ１水力発電所は、ラオス人民民主主義共和国とタイ王国の国境を流れるメコン川の支流、ナムニアップ川に位置するダム式水力発電所です。２箇所に建設された発電所の合計出力は約２９万ｋＷ。このうち主発電所のダム（主ダム）は、高さが１６７ｍ、堤頂の長さが５３０ｍと、当社黒部ダムに匹敵する大規模なものです。
本プロジェクトは、ラオス政府と２７年間の事業権契約を締結したＢＯＴ方式※の卸電力事業で、売電先はタイ電力公社（主発電所）およびラオス電力公社（副発電所）です。
※ ＢＯＴ方式：事業会社が施設を建設し、一定期間管理・運営を行って資金を回収した後、公共側に施設を譲渡する方式。BOTは、Build Operate Transferの略。
プロジェクト開発の経緯
- 2006年4月
- ラオス政府から独占開発権を取得し、当社主体で開発
- 2013年4月
- 事業会社設立（ナムニアップ１パワーカンパニー）
- 2013年5月
- 株主間契約締結（株式取得も同月）
- 2013年8月
- 売電契約および事業権契約の締結
- 2014年8月
- 融資契約締結
- 2014年10月
- ダム・発電所本体工事着手
- 2019年9月
- 商業運転開始
ダムの建設（湛水）に伴い、約3,500名の住民の方に移転をお願い。
水力発電事業のため、大規模なコンクリートダムを建設し、長距離の送電線を敷設すること自体、当社にとって大変な挑戦でしたが、ダムによって水没する五ケ村の合計3,500人の住民の方に移転をお願いすることも、事業を成立させるために不可欠な取組みです。
移転住民の多くを占める少数民族のモン族と何度も話し合い、不安解消に尽力しました。
例えば、移転先での新たな生活がイメージしやすいよう、試験農場を用意し、米作りの実証試験や農業関係のトレーニングを行うなど、住民の不安を１つ１つ解消するよう努力しました。2018年4月には、ラオス政府の多大な支援と、ナムニアップ１パワーカンパニー社で住民移転を担当する100名超のラオス人社員による献身的な努力のお陰で、全住民の移転が完了しています。移転村の「プーホムサイ」には、住居に加え、学校、病院、公民館、道路等のインフラを整備。また、灌漑設備の整った水田や畑地、牧草地も開発しました。
移転後10年で収入を倍増する目標も掲げており、生計改善プログラムによる支援を継続し、Win-Winのモデルケースの実現を目指しています。
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医療
- クリニックを建設
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教育
- 幼稚園、小学校、中学校を建設
- 大学生のための奨学金プログラムを開設
- 十分な教育を受けてこられなかった大人たちのための読み書き講座の実施
- 移転村に建設した学校に勤務する教師へのトレーニングを実施
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農 業
- 水田・畑・果樹園合計2ha程度/世帯を提供
- 牧草地1.2ha程度/世帯を提供
- 土壌改良（酸性土の改良や肥料混入）を実施
農業の長期収入に向けた支援として、住民の収益を商業運転開始から10年以内に2倍にする計画を実施中。
自然環境への配慮にも注力。
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流域保全
- 森林保護や土地の利用制限、河川の漁業管理等を実施
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生物多様性保全
- 流域内に生息する絶滅危惧種の保護活動
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バイオマス
クリアランス- 樹木の腐食を防ぐため、貯水予定エリアでの森林伐採を実施
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生物多様性オフセット
- 開発により影響を及ぼす生態系に関して、別の場所に生態系を復元
PROJECT INFO
各プロジェクトをご覧頂けます。
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台湾
名間水力プロジェクト -
台湾
国光火力プロジェクト -
シンガポール
セノコ火力プロジェクト -
フィリピン
サンロケ水力プロジェクト -
オーストラリア
ブルーウォーターズ火力プロジェクトclose
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オセアニアオーストラリアオーストラリア ブルーウォーターズ火力プロジェクト
発電容量
45.9万kW
参画時期
2013.2
出資割合
50.0%（23.0万kW相当）
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ラオス
ナムニアップ１水力プロジェクト -
インドネシア
ラジャマンダラ水力プロジェクト -
インドネシア
タンジュン・ジャティＢ５＆６火力発電プロジェクトclose
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アジアインドネシアインドネシア タンジュン・ジャティＢ５＆６火力発電プロジェクト
発電容量
214万kW
参画時期
2015.12
出資割合
25%（53.5万kW相当）
-
米国
ウェストデプトフォード火力プロジェクト -
米国
ヒッコリーラン火力発電プロジェクト -
アイルランド
エヴァレイアー風力発電プロジェクトclose
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ヨーロッパアイルランドアイルランド エヴァレイアー風力発電プロジェクト
発電容量
22.3万kW
参画時期
2017.11
出資割合
24%（5.4万kW相当）
-
英国
モーレイイースト洋上風力発電プロジェクトclose
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ヨーロッパ英国英国 モーレイイースト洋上風力発電プロジェクト
発電容量
95.2万kW
参画時期
2018.11
出資割合
10.02%（9.5万kW相当）
-
英国
トライトンノール洋上風力発電プロジェクト -
英国・ドイツ
ノイコネクト英独連系線プロジェクト -
フィリピン
ニュー・クラーク・シティ 配電・小売事業プロジェクト -
米国
セントジョセフ２号火力発電プロジェクト -
英国
エレクトリシティ・ノース・ウエスト社（ENW社）配電事業 -
フィンランド
ピーパリンマキ陸上風力発電プロジェクトclose
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ヨーロッパフィンランドフィンランド ピーパリンマキ陸上風力発電プロジェクト
発電容量
21.1万kW
参画時期
2020.4
出資割合
15%（3.2万kW）
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米国
アビエータ陸上風力発電プロジェクト -
インドネシア
メドコ・関西合弁会社火力事業close
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アジアインドネシアインドネシア
メドコ・関西合弁会社火力事業発電容量
20.2万kW （5箇所合計）
参画時期
2021.4
出資割合
36%（7.3万kW相当）
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フィンランド
アラヤルヴィ陸上風力発電プロジェクトclose
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ヨーロッパフィンランドフィンランド
アラヤルヴィ陸上風力発電プロジェクト発電容量
約22.1万kW
参画時期
2021.6
出資割合
49%（約10.8万kW相当）
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ドイツ
ボークムリフグルンド３洋上風力発電プロジェクトclose
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ヨーロッパドイツドイツ
ボークムリフグルンド３洋上風力発電プロジェクト発電容量
91.3万kW
参画時期
2022.2
出資割合
3.5%（3.2万kW相当）
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ノルウェー ゴリアテヴィンド
浮体式洋上風力プロジェクトclose
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ヨーロッパノルウェーノルウェー ゴリアテヴィンド
浮体式洋上風力プロジェクト発電容量
7.5万kW
参画時期
2023.8
出資割合
20%（1.5万kW相当）
関連情報
