プレスリリース

2012年2月17日
関西電力株式会社

原子力発電所の外部電源の信頼性確保に係る実施項目のうち鉄塔基礎の安定性評価等に関する実施状況報告書の提出について

 当社は、平成23年4月15日に原子力安全・保安院から「原子力発電所の外部電源の信頼性確保」について指示を受け、5月16日に原子力発電所の外部電源の供給信頼性について分析、評価を行い、その結果を踏まえ、必要な対策を検討し、原子力安全・保安院に報告書を提出しました。

 その後、同報告のとおり東北地方太平洋沖地震での被害実態と推定原因 を踏まえ、原子力電源線の鉄塔基礎の安定性評価を実施し、それらの対策と評価について本日、原子力安全・保安院に報告書を提出しました。

以 上

※平成23年4月15日付 原子力安全・保安院からの指示
 平成23年4月7日に宮城県沖地震で発生した広域停電により原子力発電所の外部電源の停止に至ったことから、電力系統の信頼性に課題が生じたため、電気事業者に対し、以下のとおり対応するよう求める。
 これらの実施状況について、平成23年5月16日までに原子力安全・保安院に提出するよう求める。
  • 1 地震等による供給支障等により原子力発電所等の外部電源に影響を及ぼす事態が生じることに関して、原子力発電所等への電力供給に影響を与え得る電力系統の供 給信頼性について分析及び評価するとともに、当該分析及び評価を踏まえ、当該原子力発電所等への電力の供給信頼性を更に向上させるための対策(原子力発電所内 電源の強化を含む。)を検討すること。再処理施設にあたっては、当該施設への電力系統の供給信頼性に係る上記対策に対応した施設内の設備の整備について検討 すること。
  • 2 原子力発電所の各号機の電力供給の信頼性向上に資するよう、複数の電源線に施設されている全ての送電回線を各号機に接続し、電力供給を可能とすること。
  • 3 原子力発電所の電源線の送電鉄塔について、耐震性、地震による基礎の安定性等に関して評価を行い、その結果に基づいて必要な補強等の対応を行うこと。
  • 4 原子力発電所等の開閉所等の電気設備について、屋内施設としての設置、水密化など、津波による影響を防止するための対策を講じること。

<添付資料>

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