プレスリリース
2011
2011年4月7日
関西電力株式会社
原子力発電所の運営状況について
当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。
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- ○定期検査中のプラントについては、定期検査開始〜本格運転再開予定時期を記載。
2.トラブル等情報について
(1)法令に基づき国に報告する事象(安全協定の異常時報告事象にも該当する事象)
なし
(2)安全協定の異常時報告事象
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発電所名 | 高浜発電所1号機 | 発 生 日 | 平成23年3月9日 |
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件 名 | 高浜発電所1号機の定期検査状況について(非常用ディーゼル発電機からの潤滑油漏えいに係る原因と対策について) | ||
事象概要 および 対 策 等 |
高浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット)は、第27回定期検査中(1月10日開始)のところ、本日12時19分に、B−非常用ディーゼル発電機のディーゼル機関を起動し、分解点検後の試運転を実施したところ、4台あるクランク室安全弁※の1つから潤滑油が噴き出したため、12時21分に当該ディーゼル機関を停止しました。これに伴い、潤滑油の漏えいも停止しました。 [平成23年3月9日お知らせ済み] 原因と対策については、本日発表の『高浜発電所1号機の定期検査状況について(非常用ディーゼル発電機からの潤滑油漏えいに係る原因と対策について)』を参照ください。 |
(3)保全品質情報等
<工学的安全施設※1の予防保全作業>
工学的安全施設を、保安規定に基づく予防保全を目的とした点検・保修作業※2のために、一時的に待機除外※3とした場合は、工学的安全施設の予防保全作業としてお知らせする事象。
- ※1:工学的安全施設
- 原子炉施設の破損、故障等に起因して原子炉内の燃料の破損等による多量の放射性物質の放散の可能性がある場合に、これらを抑制又は防止するための機能を備えている施設で、非常用炉心冷却設備などがある。
- ※2:保安規定に基づく予防保全を目的とした点検・保修作業
- 故障、損傷等のない設備の機能確認試験や消耗品の交換、清掃、手入れ等の点検・保修作業。
- ※3:待機除外
- 通常、いつでも起動できる状態(待機状態)にある機器を、点検・保修のために隔離し、起動できない状態とすること。
発電所名 | 大飯発電所4号機 | 発 生 日 | 平成23年3月9日 |
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件 名 | B−アニュラス空気浄化ファン入口ダンパ用電磁弁の予防保全取替作業に伴う待機除外について (添付図2) | ||
事象概要 および 対 策 等 |
定格熱出力一定運転中の3月1日、定期的に実施しているB−アニュラス空気浄化ファン※1起動試験時において、当該ファン停止後、入口ダンパ※2の閉止に時間を要していることを確認しました。 このことから、入口ダンパ電磁弁の動作不良が考えられたため、3月9日、当該ファンを予防保全の観点から計画的に待機除外とし、入口ダンパ用電磁弁を新品に取替え動作に問題ないことを確認し復旧しました。
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以 上