プレスリリース

2011年3月9日
関西電力株式会社

高浜発電所1号機の定期検査状況について
(非常用ディーゼル発電機からの潤滑油漏えいについて)

 高浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット)は、第27回定期検査中(1月10日開始)のところ、本日12時19分に、B−非常用ディーゼル発電機のディーゼル機関を起動し、分解点検後の試運転を実施したところ、4台あるクランク室安全弁の1つから潤滑油が噴き出したため、12時21分に当該ディーゼル機関を停止しました。これに伴い、潤滑油の漏えいも停止しました。

 今後、当該ディーゼル機関の点検を行い、潤滑油が漏れた原因について調査を行ってまいります。

 本事象において、環境への影響はありません。

 なお、今回の事象に伴い、12時22分にB−ディーゼル発電機室地下1階の火災報知器が発報しましたが、漏れた潤滑油が霧状となって拡散したことにより発報したものと推定されます。

 今回の事象については、消防署員による現場確認の結果、火災でないと判断されました。

以 上

  • ※クランク室安全弁…クランク室内の圧力が上昇した時に、クランク室内の圧力を逃がす役割を持っている。
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