当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。
1.運転状況について(平成16年1月14日現在) |
美浜発電所 |
高浜発電所 |
大飯発電所 |
1号機 |
第20回定期検査中
(H16.1.14~3月下旬) |
1号機 |
運 転 中 |
1号機 |
運 転 中 |
2号機 |
運 転 中 |
2号機 |
運 転 中 |
2号機 |
運 転 中 |
3号機 |
運 転 中 |
3号機 |
第15回定期検査中
(H15.12.18~3月中旬) |
3号機 |
運 転 中 |
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4号機 |
運 転 中 |
4号機 |
運 転 中 |
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2.保全品質情報※について(平成15年12月分) |
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※ |
実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則および電気関係報告規則に基づく報告事象や安全協定の異常時報告事象に該当する事象を含め、保安活動向上の観点から、産官学において情報共有することが有益である事象 |
(1)法令に基づく報告事象や安全協定の異常時報告対象のうち重要な事象 |
発電所名 |
件 名 |
発生日 |
事象概要・対策等 |
大飯発電所
1号機 |
D-1次冷却材ポンプNo.3シールからの漏えいに伴う原子炉手動停止について |
平成15年
12月5日 |
定格熱出力一定運転中、格納容器サンプAの水位上昇率が増加傾向を示し、また、D-1次冷却材ポンプ(以下RCP)の下部床面に水溜りがあることを確認したため、原子炉を停止して点検を実施したところ、RCPNo.3シールがポンプの運転経過とともにシールインサート摺動部の面荒れが進行したこと、およびダブルデルタチャンネルシール(以下DDCS)部にカーボンと考えられる付着物が付着したことから、DDCS摺動部の摩擦力が漸増し、シールリングを押さえるバネ力を上回ったため、シールランナの動きに対するシールリングの追従性が低下し、シート面(シールランナとシールリングの間)の開きが大きくなったことからNo.3シールからの漏えいに至ったものと推定されました。当該シール(No.2・3)を予備品と交換するとともに、No.3シール押えバネのバネ力を強化したものに取り替えを行い復旧しました。
平成15年12月5日発生プレス、12日原因対策プレスにてお知らせ済 |
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(2)(1)に至らない軽微な事象
該 当 な し
以 上