プレスリリース

1999年6月11日

原子力発電所の通報連絡と安全確保の徹底について(写)

平成11年6月11日
若支発 第 149号

(写)

福井県県民生活部長
  牧野 百男 殿

関西電力株式会社
若狭支社長
岸田 哲二

原子力発電所の通報連絡と安全確保の徹底について

 拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 平素から当社事業につきまして格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

 さて、去る5月26日、定期検査中の美浜発電所3号機において発生した主蒸気管水撃事象につきましては、その報告が翌日となり通報連絡の適切さを欠いたこと、さらに事象の発生原因がヒューマンエラーであったことから、福井県ご当局をはじめ県民の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
 迅速かつ適確な通報連絡の実施およびヒューマンエラーの防止につきましては、これまでも機会ある毎に貴殿からご指導賜るとともに、当社としてもその徹底に努めていたにもかかわらず、今回の事態を招いたことについて深く反省しております。
 当社としましては、発電所運営に当たっては地域の信頼やご理解を得ることがまず基本であることを再認識し、原子力に従事する者としての社会的視野の拡大と技術レベルの向上に向けた取り組みを早急に強化する必要があると考えております。
 つきましては、6月3日にご要請のありました件につきまして別紙のとおりご報告するとともに、若狭支社として決意をあらたに総力を挙げて取り組んでいく所存でございます。

 今後とも、安全協定の主旨も十分踏まえ、原子力発電所の安全確保と県民の皆様の信頼回復に努めてまいりますので、引き続きご指導賜りますようよろしくお願い申し上げます。

敬 具

<参考資料>

プレスリリース