フィギュアスケートを知っているかな。楽曲に乗せてダンスのようにおどったりしながらスケートリンクをすべり、技の完成度と表現力を競うスポーツだよ。
日本でも大人気だから、冬になるとかなりもり上がっているよね。
そこで今回は、フィギュアスケート観戦を100倍楽しむために、フィギュアスケートについて知ってみよう!

フィギュアスケートはどんなスポーツ?

「男子シングル」、「女子シングル」というそれぞれ選手が1人ですべる種目だけではなく、男女1組ですべる「ペアスケーティング」や、 “氷の上の社交ダンス“とよばれる「アイスダンス」という種目もあるよ。ちなみに、フィギュアというのは“人形“のことではなく、 “図形“という意味なんだ。フィギュアスケートはスケートリンクの上に図形をえがくようにすべるから、こうした名前が付いているんだね。

■どんなルールで行われるの?

フィギュアスケートは、ジャンプやスピン、ステップの技の難易度(なんいど)と完成度の高さで評価される「技術点」と、スケートの上手さや楽曲に合ったすべりができているか、どれだけ素晴らしい表現ができているかで評価される「演技構成点」を足したものが得点になるんだよ。どの種目も、2分40秒〜2分50秒で行われる「ショートプログラム」と、4分〜4分30秒で行われる「フリースケーティング」の計2回演技を行い、それぞれの合計得点が最終的な順位につながっているんだ。

着地の失敗や演技の途中棄権(とちゅうきけん)、時間オーバー、衣装(いしょう)の反則は、減点されてしまうんだ。

フィギュアスケートの一番の見どころはダイナミックなジャンプ!

フィギュアスケートにはたくさんの見どころがあるけど、中でもお客さんがもり上がるのがジャンプを跳ぶ(とぶ)シーンなんだ。ジャンプには6つの種類があるんだけど、それぞれのジャンプの種類を見分けることができたら、もっとフィギュアスケートの観戦が楽しくなるよ。

■アクセル 難易度:★★★★★

6種類の中でも、一番むずしいジャンプが「アクセル」だよ。他のジャンプはどれも後ろ向きの状態でジャンプをするんだけど、アクセルだけは前向きのままジャンプをして、着地をするときは後ろ向きになるんだ。これまで4回転アクセルを成功させた人はだれもいなくて、もし成功したらフィギュアスケートの歴史が変わるとも言われているんだよ。

アクセル

■ルッツ 難易度:★★★★

ルッツは、アクセルの次にむずかしいと言われているジャンプなんだ。つま先をついて跳ぶジャンプで、足をふみ切るときには左足の外側に体重を乗せていないと減点されてしまうんだ。ジャンプをしているときに上半身を右側に「ひねる」ような動作があるよ。

ルッツ

■フリップ 難易度:★★★

ルッツと同じくつま先をついて跳ぶジャンプだよ。ルッツとよく似ているんだけど、フリップの場合は、ジャンプをする直前に急に後ろ向きになって跳ぶことが多いんだ。

フリップ

■ループ 難易度:★★★

ループは、すべって来た勢いを使ってジャンプをするものだよ。跳ぶ直前にぐっとこしを落として、イスにすわるような姿勢(しせい)になるのが特徴(とくちょう)なんだ。

ループ

■サルコウ 難易度:★★

サルコウは、跳ぶ直前に両足が「ハ」という字のように開くジャンプなんだ。他のジャンプと比べるとかんたんだとも言われているよ。

サルコウ

■トウループ 難易度:

他のジャンプよりも自然な流れの中からジャンプができるので、6種類のジャンプの中でも一番かんたんと言われているのがトウループなんだ。男子選手が跳ぶ4回転ジャンプの多くが、このトウループなんだよ。

トウループ

(2018年1月時点の内容です)

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