高浜3、4号機が本格運転を再開しました
高浜発電所だよりVOL.119 2017年7月発行
6月16日に、高浜4号機は、原子力規制委員会の最終検査(総合負荷性能検査)が終了し、本格運転を再開しました。
また、7月4日には、高浜3号機も最終検査を終え、本格運転を再開しました。
今後も引き続き、緊張感を持ち、所員・協力会社・メーカーが一丸となって、細心の注意を払い、設備の点検やパトロール等を実施することにより、運転・保全に万全を期し、高浜3、4号機の安全・安定運転に全力で取り組んでまいります。
4号機 | 3号機 | |
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燃料装荷 | 4月28日~5月1日 | 5月13日~16日 |
原子炉起動 | 5月17日 | 6月6日 |
並 列 | 5月22日 | 6月9日 |
本格運転 | 6月16日 | 7月4日 |
高浜4号機の施設定期検査終了証受領の様子
高浜3、4 号機運転再開時の
中央給電指令所の様子(7月4日)
高浜3、4号機の運転再開に、万全を期すため、一斉パトロールを実施しました。
このパトロールは、従来から実施しているパトロールに加えて、原子炉起動前、発電機並列前、そして定格熱出力一定運転到達後の重要な局面において、集中的に現場パトロールを実施したものです。
このパトロールでは、当社社員、メーカー、協力会社、当社OBの10名以上で13チームを作りチーム毎に担当するエリアを決め、総勢130名を超える体制で実施し、様々な視点で現場を一斉に確認しました。パトロールの結果、部品・機器だけでなく、設備全体の健全性も含めて問題がないことが確認できました。
作業前の事前ミーティング
弁を細部まで点検
現場での図面との確認
管理区域内での大型ポンプの点検
原子炉格納容器の上部遮へいを設置するための本格工事を開始しました。
昨年9月より足場組立等の準備作業を行っていた、高浜1、2号機 原子炉格納容器上部遮へい設置工事は、6月29日から、本格工事を開始しました。
まず、外部遮へい壁の頂部のコンクリート壁の撤去を行い、その後、外部遮へい壁の補強、上部遮へいの設置を行ってまいります。
今後も、一層の緊張感を持ち、安全最優先で、安全性向上対策工事を実施してまいります。
外部遮へい壁頂部の撤去作業の様子(7/6撮影)
重大事故時に原子炉格納容器から放出される放射線を低減させ、屋外作業員の被ばく線量の低減を図るため、鉄筋コンクリート造のドーム状の上部遮へいを設置するものです。