あくなき安全性の追求
終わりなき改善活動

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chevron_right安全性向上への決意

  1. chevron_right01 安全対策

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原子力発電のリスクをさらに低減するため、海外の知見や国内外情報をより幅広く収集し、安全性向上対策への反映を検討しています。

海外原子力事業者との情報交換

世界に学ぶ安全性向上活動として、米国やフランス、スペイン、韓国など世界の原子力事業者と情報交換協定を締結し、経営層や原子力事業本部、原子力発電所の実務者などの各レベルで情報交換を行っています。また、世界原子力発電事業者協会(WANO)などへ参画し、最新の海外知見を速やかに入手し、安全性向上対策への反映について検討を行っています。WANOでは、原子力発電事業者同士が世界最高水準の活動に照らした相互評価(ピアレビュー)を行っており、当社は、その結果を積極的に活用し、確実かつ効果的な改善につなげています。

海外原子力事業者との主な情報交換の実績(平成28年度)
海外の原子力事業者 情報交換 主なテーマ
デュークエナジー社
〔米国〕
11回
  • 金属キャスクを使用した使用済燃料乾式貯蔵
  • 地域防災
  • 米国の規制の考え方  他
フランス電力株式会社(EDF)
〔フランス〕
7回
  • 緊急時対策所の構造および材質
  • 材料劣化
  • 外部調達製品の品質管理  他
韓国水力原子力発電会社(KHNP)
〔韓国〕
4回
  • 耐震解析および耐震設計の方法
  • 緊急時対応等
  • 耐震評価  他
イベルドローラ原子力発電株式会社
〔スペイン〕
3回
  • 高経年化対策
  • 廃止措置
  • オフサイト防災の取組み 他

実務者レベルでの意見交換の様子

デューク・エナジー社との調印式

原子力安全システム研究所の活用

当社のグループ会社である原子力安全システム研究所(INSS)は、平時の海外の原子力発電所の事故や故障のトラブル情報の入手・分析により、当社へ提言したり、事故時には、原子力災害に至るプロセスを詳しくシミュレーションして、プラント内部における事態の進展を予測する技術を開発し、実際に支援するなどの技術的な側面に加え、組織の安全風土の評価や原子力発電に対する社会意識動向の調査・分析などの人間科学・社会科学的な側面においての研究機能と実際の支援機能を兼ね備えた、他には類をみない研究機関です。

具体例として、年間4,000件程度の海外トラブル情報を分類加工してデータベース化・分析し、その中でも安全性向上、トラブルの未然防止等の為に改善、反映が必要と考えられる点については、当社を含め国内の加圧水型原子炉(PWR)を持つ電力会社に、必要な対策を提言し、また、改善の必要はないが、注意喚起の必要がある点については参考情報として情報を提供しています。

当社は、INSSが20年以上に亘って蓄積してきた技術・ノウハウを活用し、その高い専門的知見や研究者の第三者的な立場からの客観的な助言・提案を反映することで、より一層の原子力発電の安全性・信頼性の向上に取り組んでいます。