あくなき安全性の追求
美浜発電所の安全対策

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美浜発電所だよりVOL.106  2020年9月発行

【原子力発電の必要性】

 エネルギー資源が乏しい日本においては、多様な発電方法をバランスよく組み合わせることが必要であり、原子力発電は日本が抱える諸課題の解決に貢献する優れた発電方法です。そのため、将来にわたって原子力発電を活用していくことが重要であり、2030年度のエネルギーミックスに示された原子力発電比率を達成するためにも、安全性の確認された原子力発電所の運転が必要だと考えています。

日本が抱える3つの課題

【美浜発電所3号機 主な安全性向上対策工事】

 美浜発電所3号機は、現時点で工事計画認可済みの安全性向上対策工事における設備の据え付けや取替え等の本工事が完了しました。今後は足場の解体などの後片付け作業が継続することから、引き続き安全最優先で進めるとともに、40年以降の運転の必要性ならびに安全性などについて、皆さまにご理解いただけるよう努めてまいります。

美浜発電所3号機 主な安全性向上対策工事 工事件名

1.免震事務棟設置工事【自主対応(要員確保)】 2.緊急時対策所設置工事【新規制基準対応】

3.構台設置工事【新規制基準対応(耐震)】

4.使用済燃料プールラック取替工事【新規制基準対応(耐震)】

5.使用済燃料プール補強工事【新規制基準対応(耐震)】

6.防潮堤設置工事【新規制基準対応(津波)】

7.中央制御盤取替工事【自主対応(保守性向上)】

8.火災防護対策【新規制基準対応(内部火災)】

9.格納容器外部遮へい壁補強工事【新規制基準対応(耐震)】 原子炉格納容器耐震裕度向上工事【新規制基準対応(耐震)】 炉内構造物取替工事【新規制基準対応(耐震)】+【予防保全】

【美浜発電所1、2号機 廃止措置】

 廃止措置については、放射性物質による汚染の除去などの解体準備から建屋等の解体撤去までを4段階に分け、30年かけて行っていく計画としています。

美浜発電所1、2号機 廃止措置 4段階イメージ

 現在、第1段階の解体準備として、原子炉容器内外の残存放射能調査を実施しています。また、放射性物質による影響のないタービン建屋内機器の解体・撤去工事についても順次実施しています。

美浜発電所1、2号機 廃止措置 第1段階イメージ

「安全の誓い」の日 美浜発電所3号機事故から16年をむかえて

 当社は、2004年8月9日に発生させた美浜発電所3号機二次系配管破損事故の反省と教訓を深く心に留め、「二度とこのような事故を起こしてはならない」という決意を新たにするため、毎年8月9日を「安全の誓い」の日と定めております。
 事故発生時刻には、全社一斉に亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、黙祷をささげるとともに、重傷を負われた方々の一日も早いご本復を心からお祈りしました。そして、社長とともに発電所所員と協力会社社員が引き続き何事にも安全最優先で取り組むことを改めて誓いました。

「安全の誓い」の石碑の前で安全最優先の事業活動を誓う社長
「安全の誓い」の石碑の前で安全最優先の事業活動を誓う社長
(新型コロナウイルス対策を施しての挙行)

社長から協力会社の皆さまへの協力要請
社長から協力会社の皆さまへの協力要請
(新型コロナウイルス対策として別会場へライブ映像を配信)

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関西電力の安全文化

私たち一人ひとりの安全への想い

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原子力発電に関する公開情報

関西電力では、原子力発電の立地地域の方々をはじめ、社会のみなさまから安心・信頼いただける発電所を目指し、「発電状況と環境モニタリング」「保守運営・保全対策」「事故やトラブルの報告」等の積極的な情報公開に努めています。

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