#DIRECTION
SEARCH
あなたの
挑みたいことは?
安全確保を前提に資源の乏しい日本において、ベース電源となる電力を安定的に供給する
東京電力福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえ、当社は原子力発電所の安全性向上対策に継続して取り組んできました。2013年に施行された新規制基準に適合した7基の再稼動を果たすとともに、その枠組みにとどまらない取り組みを今もなお続けています。
原子力発電は燃料の安定供給が可能で、発電時にCO2を排出せず、電気料金の安定に役立つ非常に優れた電源です。今後も原子力発電を引き続き最大限活用していくため、安全・安定運転に努めるとともに、それに加えて既設原子炉の運用高度化や次世代後続機の技術検討、原子燃料サイクルの着実な推進を進めています。
美浜発電所3号機事故の反省を踏まえながら安全最優先の事業運営を行ってきましたが、東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、改めて運営体制を見直しました。
その見直しの一つとして2014年、「原子力発電の安全性向上への決意」を制定。全社一丸となって、原子力発電のたゆまぬ安全性向上に取り組んでいく決意を示し、原子力の安全確保に全力を尽くしています。
原子力発電所の運用高度化に向けて、海外プラントの取組みも参考に、柔軟な運転期間の設定や定検期間、時期の最適化など、稼動率を改善するための取組みを検討しています。また、新増設・リプレースの実現に向けて、プラントメーカー等と協力しながら現プラントモデルの安全性や経済性を向上させた次世代軽水炉の設計の検討を進めるとともに、SMRや高温ガス炉等についても、最新知見を収集し技術検討を進めています。
日本のエネルギー基本計画において「重要なベースロード電源」として位置づけられる原子力発電。関西電力の原子力部門の技術者は、「日本のエネルギーの“要“は原子力が担う」、「安全への取組みに終わりはない」という信念のもとに働いています。
一人ひとりの頑張りが日本のエネルギー安全保障・脱炭素社会の実現に寄与し、日本経済を将来にわたり支えることにつながる、という大きな使命感を感じながら、日々業務に取り組めるのがやりがいです。