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工務・系統運用

ABOUT DOMAINこの部門が支える事業領域

電力の安全・安定供給を支える

  • 給電運用を司る中央給電指令所

※写真は2020年3月以前のものです。2020年4月1日より、送配電事業は関西電力送配電株式会社が行っております。

工務・系統運用部門は、中立・公平な立場で安全に安定した電気を低廉な価格でお客さまにお届けし続けるために関西全域の電力系統を総合的に計画・運用しています。具体的には、①電力の供給信頼度とコストをバランスさせた電力系統の計画、②送電線・変電所などの送電設備・変電設備の工事の実施・管理、③設備の保全および設備の監視・操作などの運用、④各発電所や他電力からの供給電力と想定電力使用量を考慮した運用計画の立案、⑤電気の流れを絶え間なくコントロールする給電運用を行っています。

500kV有人電気所の遠隔制御化と運転拠点集約

従来、500kVの変電所や開閉所は有人で運転を行っていましたが、近年の情報通信技術の高度化により、500kV電気所の遠隔監視制御システムを構築することで、17箇所あった運転拠点を2019年に3箇所に集約しました。今後、更なる効率化のために、500kV電気所システムを既存の遠隔監視制御システムと統合することで、供給信頼度を維持しつつ、2026年度を目標に500kV電気所の運転拠点を1箇所とする予定です。これからも、安全に安定した電気を低廉な価格でお客さまに届けるために、変わり続けていきます。

CHALLENGING!

業務を通じたやりがい

工務・系統運用部門は、国内外を問わず、電気の安定供給に直結した業務に携わることができることが大きな魅力です。
やりがいの例を紹介します。

電力系統計画および工事

系統計画は、時代背景に即し、信頼度、コスト、将来性などを総合的に勘案して電力系統を計画する業務です。また、再エネ電源や蓄電池接続へ柔軟に対応しゼロカーボン社会の実現など電力系統の次世代化に向けて貢献することができ、自らの計画により将来の電力系統という社会基盤がつくられることに大きなやりがいを感じます。また、工事実施の段階では、現地の諸条件や技術面、法令などのさまざまな制約の下、最適な設備となるよう設計することが求められますが工事が竣工して電気が流れたときには大きな達成感が得られます。

需給調整

需給調整業務は、時々刻々と変化するお客さまの電気の使用量(需要)と電気の発電量(供給)がバランスするよう需要変動に合わせて発電量を調整する業務で、中央給電指令所で実施しています。24時間安心して電気を使っていただくために、365日休むことなく電気の品質を維持しながら、電気をお届けしています。くらしに欠かせない電気の安定供給に直接貢献することができ、関西一円に電気を絶え間なくお届けすることにやりがいを感じます。

海外事業

海外事業は国内開発で培った知見・ノウハウを積極的に活用し、電源開発などのプロジェクトを通じて、事業領域および収益の拡大を図っています。また、発展途上国の経済発展、電化率向上に貢献することができ、大きなやりがいを感じる業務です。海外プロジェクトのステークホルダーは多岐にわたり、時には協議が難航することもありますが、プロジェクト完工に向けて業務を進めていく経験は、海外事業でしか得ることができない非常に貴重なものです。

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