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水力発電事業のこれまでの取り組み

河川環境を維持するための
「維持流量」

長野県木曽郡大桑村にある読書(よみかき)ダムでは、ダム下流の景観の保全など、河川環境の維持のために必要な流量を放流しており、それを「河川維持流量」と呼んでいます。さらに、今まで発電に利用されていなかったその河川維持流量と落差を有効利用して、2011年6月から大桑野尻発電所の運転を開始しております。

河川環境を維持するための「維持流量」

  • 読書ダム
    高さ:32.10m
    流域面積:1,342k㎡
  • 既設の
    読書
    発電所
    最大出力:119.000kW
    使用水量:120.91㎥/s
  • 大桑野尻
    発電所
    最大出力:490kW
    使用水量:2.82㎥/s
    有効落差:22.50m

自然と共存するための「排砂」

水力発電に適した黒部川。関西電力は、ここに4つのダムと11箇所の発電所を設けています。全国有数の急流河川である黒部川は、特に周辺の山地の浸食作用が著しく、大量の土砂が河川に流れ込むため、短期間でダムに土砂が貯まり、貯水や発電といったダム本来の機能が維持できなくなるだけでなく、下流河川の浸食や海岸侵食など、いろいろな問題が発生します。これを解決するための技術が「排砂」であり、当社の「出し平ダム」は、排砂技術を備えたダムになります。

良木発電所

良木発電所

良木発電所

生態系を壊さないための「魚道」

ダムは河川の流れをせき止めるため、魚の遡上に影響を与えることがあります。そのため、一部のダムでは遡上を妨げないよう、「魚道」を設けています。
魚道では、魚が遡上しやすいよう水の流れや高低差に配慮することが重要です。複数の経路を設けたり、らせん状の構造を採用して緩やかな勾配を確保するなど、さまざまな工夫が施されています。

階段式

階段式

魚道を設置するスペースが十分あるところには、越流部が傾斜した隔壁を狭い間隔で設置した階段式魚道を使用しています。