時と共に成長する持続可能な「Life Platform」―SMART ECO TOWN星田
ACTIVE KANSAI
2023.6.15

時と共に成長する持続可能な「Life Platform」―SMART ECO TOWN星田

大阪府交野市のJR星田駅北側に広がる広大な土地で、ゼロカーボンを実現するサステナブルな街づくり「SMART ECO TOWN星田」の開発が進んでいる。関電不動産開発が手がける次世代型住宅街区プロジェクトの1つだ。住宅事業本部の大窪知明氏に話を聞いた。

SMART ECO TOWN星田ってどんな街?

JR「星田」駅の北側約263,000㎡、甲子園球場約6.8個分もの広大な土地を舞台にした、官民一体による星田駅北土地区画整理事業です。農地を残した街区に、住宅、公園、大型商業施設、医療施設、企業用地を配置し、住宅エリアには、194区画の戸建て、総戸数382戸のマンションが誕生します。戸建ては既に宅地分譲、建売分譲ともに順次契約を開始。マンションは7月から契約を開始する予定です。

特徴を教えてください。

“時と共に成長する持続可能な「Life Platform」”をコンセプトに、ゼロカーボンを実現する街づくりを推進。全邸オール電化で、太陽光パネルを搭載、高断熱仕様を標準とし、Nearly ZEH以上の性能を実現しています。共用のEVも導入し、モビリティのゼロカーボン化に取り組んでいる点も特徴の1つです。
コミュニティづくりにも力を入れています。オールドタウン化を防ぎ、地域の良好な環境や地域価値を維持・向上させるため、「エリアマネジメント制度」を導入。住民交流を図るイベントを実施するほか、買い物支援サービスなど多様なサービスを提供していきます。また、戸建て区画内に共用棟を設置。キッズスペースはじめ、テレワークや自習ができるワークルーム、住民交流や各種教室に利用できる多目的スペースを設けています。

セキュリティやレジリエンスにも力を入れていると聞きました。具体的な取り組みは?

セキュリティでは、エリア内の住宅全戸に「関電SOS」のホームセキュリティを導入。公園に2台、街区に8台の見守りカメラを設置するとともに、警備員の巡回警備も実施します。安全性の高い街づくりで、子育て世代の豊かな暮らしを応援しようと関電グループの力を結集して取組みを進めています。
防災では、戸建てやマンションの太陽光発電システムで発電した電気を、共用EVや蓄電池に貯め、災害時の非常用電源として活用できるようにします。各戸に設置した給湯器タンク内の水は生活用水として活用できるほか、共用棟に防災倉庫を設け、防災備品を常備する予定です。

将来のEV化を見据えた取組みも進んでいるとのことですが、具体的には?

戸建て街区には全邸EV充電器を設置するほか、マンションには全駐車台数の半数にあたる159台分の充電器を設置しています。
マンションなど共用住宅では、車への充電時に最大需要電力量が増大し、共用部の電気料金が大幅に上昇したり、EV利用者の負担が大きくなることが課題でした。今回、IoT技術でマンション全体の電力使用量をモニタリングしてピーク時の電力量を調整しながら充電できるEV充電システム「e-STAND」を設置し、EV普及を後押ししています。

戸建て建売住宅の販売が始まりましたが、お客さまの反応はいかがですか?

22年の着工以降、街が生まれ変わる期待感を持っていただいています。交野市だけでなく、周辺地域からも購入を検討する多くのお客さまに来場いただき、反応は良好です。太陽光パネル搭載でゼロカーボンにも貢献できる住宅への関心が高まっていると感じています。

今後の展望を教えてください。

22年4月に策定した経営理念「安心で快適なまちの基盤づくりを通じて持続可能な未来の実現を目指す」には、エネルギーなど様々なリソースを活用し、安全・安心で快適な商品・サービスを提供し、人々の暮らしやビジネスの場を支えて豊かにしたいとの思いを込めています。
デベロッパーは建設して売れば終わりではありません。将来を見据えた街づくりで、住まう人に寄り添い続けることが私たちの責務。SMART ECO TOWN星田では、今後も関西電力グループが一体となり、エリアマネジメント組織の運営サポートや住民の方の利便性を向上するサービスを提供し続けていきます。

大窪知明
大窪知明
関電不動産開発
住宅事業本部 戸建事業推進部長
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