余話一話
2022.4.28
プロ野球の世界は才能のある選手の集まり。みんな努力もしている。そのなかで、結果を出せる人・出せない人の差は、「準備力」だろう。
プロに入り、体の小さい自分が、体格に恵まれた人に勝つにはどこを伸ばすべきか、どう練習をすれば効果があるのか。練習への取組み方を考え、試合で成果を出すための準備を徹底した。例えばデータ収集。提供されるデータだけで満足せず、こんなデータがほしい、こんな動画がほしいとスコアラーにお願いし、相手バッテリーのクセを頭にたたき込み試合に臨んだ。自信のあった盗塁だけでなく、打つ方でも結果を残せたのは、研究や準備の成果だと思う。
コメンテーターという今の仕事でも、準備の大切さは変わらない。生放送のコメンテーターは振られたら間髪をいれず返せないと話にならない。政治や世界情勢など専門外の話題について、どこまで勉強しておけば話せるのか、いろんな資料を読み、気づいたら朝ということも。本番のあと自己採点して「今日のコメントは65点だったな」ということもあるが、次、90点以上にするため何をすればいいかを考える。それがまた楽しい。
プロ野球も生放送のコメンテーターも「今のナシで!」が通用しないライブ。人は皆、毎日がライブ。それぞれの現場で、いいこと悪いことの繰り返し。でも臨む前にどんな準備をしたかで結果が変わる。それが決定的な差を生むと痛感している。