プレスリリース
2020
2020年12月22日
関西電力株式会社
御坊発電所におけるばいじん濃度の環境保全協定値超過に関する原因および対策について
     当社の御坊発電所3号機(60万kW)において、11月9日、運転中に排ガス中のばいじん濃度測定を実施したところ、測定結果が、和歌山県、御坊市、美浜町との環境保全協定値(0.010g/m3N以下)に対し、0.013g/m3Nであったため、同日22時頃に発電設備を停止しました。
     地元の方々をはじめ、関係者の皆さまにご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
     なお、本事象に伴う怪我人や設備損壊は発生していません。
[11月10日お知らせ済み]
その後、原因究明および再発防止対策の検討を行っておりましたが、本日、それらを取りまとめましたので、お知らせします。
- 1.原因
 - ばいじん濃度測定※1装置のガス採取管が、煙道の支柱に接触し、支柱の付着物※2を吸い込んだことなどにより協定値を超過した。
 - 2.再発防止対策
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- (付着物の除去)
 - ・煙道の支柱の清掃
 - (ガス採取管と煙道支柱との接触防止)
 - ・ガス採取管と支柱との接触を防ぐためのガイドを挿入
 - (測定方法の追加)
 - ・精度向上のための測定点の増加
・常時監視を行うための連続ばいじん濃度計の設置 
 
- ※1:ばいじん濃度測定は採取した排ガスをフィルターに通し、そこに残った堆積物の量を計測している。
 - ※2:ばいじんとは異なる石こう成分を主体とした化合物
 
