プレスリリース
2020
2020年4月24日
関西電力株式会社
沖縄電力へのPI System活用支援サービスの提供について
当社は、OSIsoft, LLC（米国カリフォルニア州。以下、「OSIsoft」）※１が提供するOSIsoft PI System®（以下、「PI System」（パイ・システム））を、国内外の火力発電所等へ導入・活用促進していくために、OSIsoftとグローバルに協業することで、基本合意しました。
（２０１８年４月２５日お知らせ済）
当社は、基本合意に基づき、OSIsoftと協業し、PI Systemの導入・活用促進に向け取り組んでまいりましたが、昨年１０月、PI System活用支援サービス(以下、本サービス)※２の提供に関する契約を沖縄電力株式会社（以下、沖縄電力）と締結し、本日、沖縄電力の吉の浦火力発電所（沖縄県中頭郡中城村）に、本サービスの提供を完了しました。当社が他企業に本サービスを提供することは初めてとなります。
沖縄電力は、デジタル化推進による発電所運用の高度化を図るため、PI Systemの導入によるIoT基盤の構築に取り組んでおり、本サービスの提供は、この取組みをより加速させるものです。今後、沖縄電力の具志川火力発電所、金武火力発電所においても、順次、本サービスを提供する予定です。
また、PI Systemライセンスの販売※３から導入、活用支援に至るまでの幅広いサービスを「K-VaCS®（ケイバックス）※４」の一つとして、提供しており、火力発電所に留まらず、他産業のプラントにも適用が可能です※５。
当社は、引き続き、これまでに培った技術力やノウハウを活用し、事業領域の拡大を図ることで、収益拡大に取り組んでまいります。
- ※１：企業のIoTデータ管理ソフトウェアのグローバルリーディング企業。PI Systemの開発・販売を行っている。
- ※２：火力事業で培った当社の知見およびPI Systemに関するノウハウに基づき、PI System導入後のデータ活用を支援するサービス（「活用支援サービス」）。その他、PI System導入前の基本設計を支援する「導入支援サービス」がある。
- ※３：協業をより深化させるべく、先月、PI Systemの代理店契約（Teaming Agreement）をOSIsoftと締結し、当社によるPI Systemライセンスの販売が可能となった。
- ※４：Kansai-Value Creation Serviceの略で、火力発電所に係る新設プロジェクトの基本計画から運転開始後の設備運用保守管理に至る全てのステップにおいて、顧客の価値を創造する関西電力のソリューションサービスのこと。
- ※５：化学素材メーカーと、今月中にも、PI Systemライセンスの販売およびPI System導入・活用支援サービスの提供に関する契約を締結予定。
以 上
