プレスリリース
2018
2018年4月25日
関西電力株式会社
PI Systemの火力発電所等への導入・活用促進に向けたOSIsoftとのグローバル協業に関する基本合意について
当社は、OSIsoft, LLC(米国カリフォルニア州。以下、「OSIsoft」)※1が提供するPI System(パイ・システム)を、国内外の火力発電所等へ導入・活用促進していくために、OSIsoftとグローバルに協業することで、本日、基本合意しました。
OSIsoftのPI Systemは、産業用機器およびプロセスシステムからセンサーのデータを集積してプラントの運用を可視化・デジタル化することで効率を改善し、コスト低減およびアセットの信頼性・安全性に寄与するシステムで、世界125カ国以上で約1万9,000ヵ所の工場・プラントに導入されています。
当社は、以前より火力発電所において、PI Systemを導入しており、その解析機能を有効活用することで、業務効率の改善や異常の早期発見等、発電所運営の高度化および安全安定運転に努めてまいりました。
また、平成29年9月には、K-VaCS※2の1つとして、PI Systemを用いた遠隔監視を豪州ブルーウォーターズ発電所向けに行っております。
今回、基本合意したグローバル協業は、当社が国内外の火力発電所等に対して、PI Systemによるデータ活用戦略等に関するコンサルティングおよびデータ活用支援を、OSIsoftと連携しながら行うことで、PI Systemの導入・活用促進を目指すもので、当社はこれをK-VaCSのメニューとして提供していきます。
なお、本取組みについては、米国サンフランシスコにおいて、25日(現地時間)に行われるカンファレンス“PI World 2018”でも発表する予定です。
当社は引き続き、これまでに培った技術力やノウハウを活用し、事業領域の拡大を図ることで、収益拡大に取り組んでまいります。
- ※1:企業のIoTデータ管理ソフトウェアのグローバルリーディング企業。PI Systemの開発・販売を行っている。
- ※2:Kansai-Value Creation Serviceの略で、火力発電所に係る新設プロジェクトの基本計画から運転開始後の設備運用保守管理に至る全てのステップにおいて、顧客の価値を創造する当社ソリューションサービスの総称。
以 上