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2019年9月26日
関西電力株式会社

水力発電所におけるAIを活用した流氷雪自動検知プログラムの開発について

 当社は、このたび、K4Digital株式会社と共同で、AIを活用して流氷雪※1を自動で画像分析し、検知するプログラムを開発しました。

 厳冬期の水力発電所では、流氷雪がダムに流入して、取水口付近で滞留したり、取水量が減少し、発電できなくなる場合があります。そのため、黒部川水系の黒薙第二発電所(最大出力7,600kW、1971年11月発電開始)および新黒薙第二発電所(最大出力1,900kW、2012年12月発電開始)の取水ダムである北又えん堤では、冬の期間、24時間体制でカメラの映像を監視員が確認し、流氷雪が流入する恐れがある場合、取水用の水門を閉止するとともに、えん堤の水門を開き、流氷雪をえん堤下流に流下させて対応しています。
 それらの業務を削減するため、流氷雪を自動検知するプログラムを開発することとしました。

 今回開発したプログラムについては、2020年1月頃の木曽川水系の発電所※2への導入を目指して、システム化等の準備を進めてまいります。さらに、2022年度までには、黒薙第二発電所および新黒薙第二発電所への導入を計画しており、引き続き当社の他の水力発電所への導入検討を進めるとともに、同様の課題を持つ他社への販売についても検討してまいります。

 なお、AIを活用して流氷雪を自動で画像分析し、検知するプログラムの開発は、日本で初めてとなります。

 当社は、こうした取組みを通じて、生産性を飛躍的に向上させるとともに、そこで生み出されたマンパワーも活用しながら、新たな価値を創出し、お客さまや社会の皆さまにお届けできる企業に変革してまいります。

以 上

  • ※1:雪と氷が混ざったジャム状の塊。スノージャムと呼ばれる。
  • ※2:寝覚発電所(最大出力35,000kW、1938年9月発電開始)、与川発電所(最大出力1,760kW、1927年1月発電開始)、妻籠発電所(最大出力2,800kW、1934年11月発電開始)