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2018年9月5日
関西電力株式会社

原子力発電所の運営状況について

 当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。

1.運転状況について(2018年9月4日現在)
発電所 電気
出力
(kW)
運転状況 備  考
美 浜
発電所
3号機 82.6万 第25回 定期検査中
2011年5月14日~未定
 
高 浜
発電所
1号機 82.6万 第27回 定期検査中
2011年1月10日~未定
 
2号機 82.6万 第27回 定期検査中
2011年11月25日~未定
 
3号機 87.0万 第23回 定期検査中
2018年8月3日~2018年12月上旬予定
 
4号機 87.0万 第21回 定期検査中
2018年5月18日~2018年9月中旬予定

タービン動補助給水ポンプの運転上の制限の逸脱について 詳細は3(2)のとおり

原子炉容器上蓋の温度計接続部からの蒸気漏れについて 詳細は3(2)のとおり

大 飯
発電所
1号機※1 - 廃止※2(2018.3.1 9:00)
(定期検査中※3(2010年12月10日~))
安全点検結果について
詳細は4.その他のとおり
2号機※1 - 廃止※2(2018.3.1 9:00)
(定期検査中※3(2011年12月16日~))
3号機 118.0万 運転中  
4号機 118.0万 運転中  
  • ※1:2018年3月1日に経済産業大臣へ廃止に係る発電事業変更届出書を提出。
  • ※2:廃止措置を安全に行うために必要な設備の点検を終了(1号機2018.6.28~8.9、2号機2018.6.29~8.13 )。
  • ※3:法律上、定期検査は廃止措置計画の認可を受けた日をもって終了とみなされる。
<新規制基準適合性審査に係る申請を行ったプラント>(2018年9月4日現在)
1.重大事故等対処施設
発電所名 申請 申請日 補正日 許認可日
大飯
3、4号機
原子炉設置変更許可申請 2013. 7. 8 2016. 5.18
2016.11.18
2017. 2. 3
2017. 4.24
2017. 5.24
工事計画認可申請 2013. 7. 8
2013. 8. 5※1
2016.12. 1
2017. 4.26
2017. 6.26
2017. 7.18
2017. 8.15
2017. 8.25
保安規定変更認可申請 2013. 7. 8 2016.12. 1
2017. 8.25
2017. 9. 1
使用前検査申請 3号機:2017.8.28
(開始:2017.9.11)
4号機:2017.8.28
(開始:2017.9.14)
2017.11.30 3号機:2018. 4.10
4号機:2018. 6. 5
高浜
3、4号機
原子炉設置変更許可申請 2013. 7. 8 2014.10.31
2014.12. 1
2015. 1.28
2015. 2.12
工事計画認可申請 2013. 7. 8
2013. 8. 5※1
2015. 2. 2
2015. 4.15
2015. 7.16※2
2015. 7.28※2
2015. 9.29※3
3号機:2015. 8. 4
4号機:2015.10. 9
保安規定変更認可申請 2013. 7. 8 2015. 6.19
2015. 9.29
2015.10. 9
使用前検査申請 3号機:2015. 8. 5
(開始:2015. 8.17)
4号機:2015.10.14
(開始:2015.10.21)
3号機:2015.10.14※4
3号機:2015.11.25
4号機:2015.11.25
3号機:2016. 2. 8
3号機:2016. 2.26
4号機:2017. 6.16
美浜3号機 原子炉設置変更許可申請 2015. 3.17 2016. 5.31
2016. 6.23
2016.10. 5
工事計画認可申請 2015.11.26 2016. 2.29
2016. 5.31
2016. 8.26
2016.10. 7
2016.10.26
保安規定変更認可申請 2015. 3.17
使用前検査申請 2017.12.15
(開始:2018.1.15)
高浜
1、2号機
原子炉設置変更許可申請
(高浜1~4号機)
2015. 3.17 2016. 1.22
2016. 2.10
2016. 4.12
2016. 4.20
工事計画認可申請 2015. 7.3 2015.11.16
2016. 1.22
2016. 2.29
2016. 4.27
2016. 5.27
2016. 6.10
保安規定変更認可申請
使用前検査申請 2016.10. 7
(開始:2016.11.14)
  • ※1 高浜発電所3、4号機では2015.2.2の補正書に、大飯発電所3、4号機では2016.12.1の補正書に、2015.8.5の申請内容を含めたため、2013.8.5の申請を取り下げ。
  • ※2 高浜発電所3号機および共用設備のうち3号機に分類した設備について補正書を提出。
  • ※3 高浜発電所4号機および共用設備のうち4号機に分類した設備について補正書を提出。
  • ※4 高浜発電所4号機の共用設備の使用前検査時期を高浜発電所3号機の使用前検査工程に反映した記載内容の変更。
2.特定重大事故等対処施設
発電所名 申請 申請日 補正日 許認可日
高浜
3、4号機
原子炉設置変更許可申請 2014.12.25 2016. 6. 3
2016. 7.12
2016. 9.21
工事計画認可申請 2017. 4.26 - -
保安規定変更認可申請 - - -
高浜
1、2号機
原子炉設置変更許可申請
(高浜1~4号機)
2016.12.22 2017. 4.26
2017.12.15
2018. 3. 7
工事計画認可申請 2018. 3. 8 - -
保安規定変更認可申請 - - -
美浜3号機 原子炉設置変更許可申請 2018. 4.20 - -
工事計画認可申請 - - -
保安規定変更認可申請 - - -
2.廃止措置の状況(2018年9月4日現在)
発電所 廃止措置の状況(2017.4.19 ~ )
美浜発電所 1号機 ・残存放射能調査作業中(2018.3.26 ~)
・2次系設備の解体撤去作業中(2018.4.2 ~)
2号機 ・2次系設備の解体撤去作業中(2018.3.12 ~)
・残存放射能調査作業中(2018.3.26 ~)
3.トラブル情報等について
(1)法令に基づき国に報告する事象(安全協定の異常時報告事象にも該当する事象)
なし
(2)安全協定の異常時報告事象
発電所名 高浜発電所4号機 発 生 日 2018年8月19日
件  名 タービン動補助給水ポンプの運転上の制限の逸脱について
事象概要
および
対策等
1.事象の概要

 原子炉起動に向け1次冷却材系統の昇温・昇圧操作を行っていた2018年8月19日8時11分、中央制御室において「タービン動補助給水ポンプ※1制御油圧力低」警報※2が発信しました。運転員が直ちに現場(中間建屋地下1階のタービン動補助給水ポンプ室)の状況を確認したところ、床面に油(約1m×約1m×約2cm(最深部):約2リットル)が漏れていることを確認したことから、油ポンプを停止しました。このため、同日8時26分に保安規定に定める運転上の制限※3を満足していない状態にあると判断し、タービン動補助給水ポンプを待機除外としました。なお、本事象による環境への放射能の影響はありませんでした。

  • ※1:タービン動補助給水ポンプは、主給水系統事故時など、通常の給水系統の機能が失われた場合に、蒸気発生器に給水を行うためのポンプで、蒸気発生器で発生した主蒸気の一部でタービンを回し、その回転力で駆動するポンプである。そのほか高浜発電所4号機には、補助給水ポンプとして、電動補助給水ポンプが2台ある。
  • ※2:タービン動補助給水ポンプ制御油圧力低」警報:油圧が177kPa以下となった場合に発信する。(平常値は約200~380kPa
  • ※3:1次冷却材系統の温度が177℃以上の場合、補助給水ポンプ3台が動作可能であることが求められている。
2.点検結果
 現場調査の結果、タービン動補助給水ポンプの制御油系統の油供給継ぎ手部からの漏えいを確認したことから、当該継ぎ手部を取り外したところ、パッキンが損傷していることを確認しました。
3.推定原因
 油が漏えいした原因は、前回(2015年10月)の当該ポンプの分解点検後に、制御油系統の配管とホース継ぎ手部を接続する際、袋ナットを締めすぎたことにより、継ぎ手内のパッキンが損傷し、その後の定期的なポンプ起動試験(1回/月)に伴う圧力変動により損傷部分が拡大し、漏えいに至ったものと推定しました。
4.対策
 対策として、当該パッキンを取り替えた後、制御油ポンプの確認運転を行い、同日22時40分に運転上の制限を満足する状態に復帰しました。
 また、制御油系統の配管とホース継ぎ手部を接続する袋ナットの締め付けに関する具体的な方法および注意事項について、作業手順書に反映しました。

[2018年8月19日20日30日 お知らせ済み]

以 上 

発電所名 高浜発電所4号機 発 生 日 2018年8月20日
件  名 原子炉容器上蓋の温度計接続部からの蒸気漏れについて
事象概要
および
対策等
1.事象の概要

 2018年8月20日15時頃、当社社員が原子炉起動前の巡視点検として、原子炉上部の点検を行ったところ、原子炉容器上蓋に設置されている原子炉内温度計の引出管の接続部※1から、僅かに蒸気が漏えいしていることを確認しました。なお、本事象による環境への放射能の影響はありませんでした。

  • ※1:原子炉容器内の温度計は引出管の中を通っており、上蓋に引出管の接続部がある。
2.調査結果
 蒸気漏えいが確認された温度計引出管接続部の構成部品を取り外し、各部位の点検を行った結果、温度計引出管の支持筒(コラム)とフランジの間に挿入されていたパッキンのコラムとの接触面に、ほう酸の析出痕および微小なへこみ(直径約0.3mm)が認められたため、何らかの微小な異物が噛込んだ可能性があるものと推定しました。
 作業手順を確認した結果、コラムにパッキンを装着し、フランジを据え付けた後、異物混入防止のため、コラムとフランジの隙間に養生テープを取り付けていました。その後、ポジショナ(コラム位置決め治具)をフランジに取り付ける直前に養生テープを取り外した際、異物が混入した可能性があるものと推定しました。
3.推定原因
 原因は、当該箇所の組立作業時に、養生テープ表面に付着していた何らかの微小な異物がコラムとフランジの隙間に混入し、パッキンのコラムとの接触面に噛み込んだため、一次冷却材の温度上昇等に伴い、異物が押し出されたことにより、その部分が漏えい経路となり蒸気の漏えいに至ったものと推定しました。
4.対策
 対策として、当該漏えい箇所のパッキンを新品に取り替えるとともに、ポジショナを取り付ける前に養生テープ表面の清掃を行うことを作業手順書に追記して異物混入防止の更なる徹底を図ることとしました。

[2018年8月20日24日30日 お知らせ済み]

以 上 

(3)保全品質情報等
なし
4.その他

 当社は、2018年3月1日付で廃止した大飯発電所1、2号機について安全点検を実施してきましたが、点検結果に問題はありませんでした。

※2018年6月28日から、廃止措置を安全に行うために必要な設備の健全性確認を目的に、自主的な取組みとして実施し、主な点検項目には、燃料貯蔵設備や廃棄物貯蔵設備の貯蔵能力確認、非常用発電装置の性能確認などがある。

以 上