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2017年1月12日
関西電力株式会社

高浜発電所3号機の定期検査状況について(蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査結果)

 高浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット)は、平成28年12月9日から第22回定期検査を実施しており、蒸気発生器(SG)の健全性を確認する観点から、3台あるSGの伝熱管全数※1について応力腐食割れ※2等を検出するために、定期検査ごとに行っている渦流探傷検査(ECT)※3を実施しました。

 その結果、A-SGの伝熱管1本の高温側管板※4部で、有意な信号指示が認められました。今後、有意な信号指示が認められた原因について調査する予定です。

 また、B,C-SGの伝熱管については、有意な信号指示は認められませんでした。

 なお、本件による環境への放射能の影響はありません。

  • ※1 過去に同様の有意な信号指示が認められ、施栓した管等を除きA-SGで3,274本、B-SGで3,248本、C-SGで3,263本、合計9,785本。
  • ※2 環境、応力、材料の3要因によって発生する割れ。
  • ※3 高周波電流を流したコイルを、伝熱管に接近させることで対象物に渦電流を発生させ、対象物のきず等により生じた渦電流の変化を電気信号として取り出すことできず等を検出する検査。
  • ※4 蒸気発生器内の伝熱管が取り付けられている部品。伝熱管と管板で、1次冷却材と給水(2次冷却水)の圧力障壁となる。

以 上

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