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2016年5月11日
関西電力株式会社

海南発電所3号機 ボイラ給水ポンプの自動停止に関する点検結果について

海南発電所3号機(定格出力:60万kW)は、起動操作中の5月9日午前9時29分、2台あるボイラ給水ポンプ※1のうち、1台が自動停止したため、予備のボイラ給水ポンプ※2を起動した上で、出力を43万kWに抑制して運転を開始しました。

平成28年5月10日 お知らせ済み]

分解点検を行った結果、当該ポンプの蒸気加減弁を動作させる弁駆動装置(油圧式)の油圧調節弁に異物が混入していることを確認し、これにより油圧上昇が妨げられ、当該ポンプが自動停止したものと推定しています。
 そのため、油圧調節弁の異物除去を行い、機能確認を行った結果、設備の健全性が確認されたため、5月11日午後1時に当該ポンプを起動させ、午後2時9分に通常運転を開始しました。

  • ※1:ボイラ給水ポンプ
    発電に必要な蒸気を発生させるボイラへ水を送るためのポンプであり、蒸気で駆動する。1台で出力30万kW分の給水が可能。
  • ※2:予備のボイラ給水ポンプ
    ユニットの起動・停止時(出力が小さい状態)に、必要最小限の給水を行うために設置しているポンプ。1台で出力13万kW分の給水が可能。
<海南発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機 4号機
運転開始 昭和45年5月 昭和45年9月 昭和49年4月 昭和48年6月
定格出力 45万kW 45万kW 60万kW 60万kW

所在地:和歌山県海南市船尾字中浜260番地96
燃料:原油および重油

以 上

<添付資料>

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