プレスリリース

2015年12月7日
関西電力株式会社

海南発電所2号機 蒸気式空気予熱器の配管溶接部亀裂による運転再開延期に関する点検結果について

海南発電所2号機(定格出力:45万kW)は、メンテナンス作業のため運転を停止していましたが、11月28日午後3時頃、蒸気式空気予熱器※1の配管溶接部に亀裂があることを発見したため、11月30日に予定していた運転再開を延期しました。

平成27年11月29日 お知らせ済み]

その後、当該箇所の詳細な点検を行った結果、同機器の配管と温度制御弁前弁※2の溶接部の1箇所に約80mmの亀裂を確認しました。原因については、長年の運転により溶接部で劣化が進行し、亀裂の発生に至ったものと推定しています。
 亀裂が認められた溶接部の周辺箇所の配管等(配管の一部と近傍の温度制御弁前弁)を新品の配管に取り替え、設備の健全性が確認できたことから、12月7日午前9時23分に通常運転を開始しました。

※1蒸気式空気予熱器… タービンで仕事をした後の蒸気を回収し、ボイラへ送る燃焼用空気を予熱する機器。
※2温度制御弁前弁 … 蒸気温度を調整する弁(温度制御弁)を隔離するために設置している弁。点検作業等において、使用(閉止)するものであり、取り外しても運転には差し支えない。
<海南発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機 4号機
運転開始 昭和45年5月 昭和45年9月 昭和49年4月 昭和48年6月
定格出力 45万kW 45万kW 60万kW 60万kW

所在地:和歌山県海南市船尾字中浜260番地96
燃料:原油および重油

以 上

<添付資料>

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