プレスリリース

2015年11月25日
関西電力株式会社

海南発電所3号機 ボイラ給水ポンプブースタポンプ出口配管の点検に伴う運転停止に関する点検結果について

 海南発電所3号機(定格出力:60万kW)は、通常運転中の11月2日午前8時30分頃、当社従業員がボイラ給水ポンプブースタポンプのうち1台の出口配管から、少量の蒸気漏れを確認したため、同日午前10時44分に、蒸気漏れがあった同ポンプを停止し、出力を43万kWに抑制しました。停止した同ポンプの状況を点検した結果、運転中の1台の同ポンプの出口配管においても、蒸気漏れが発生するおそれがあることから点検が必要と判断し、11月3日午前3時12分に3号機の運転を停止しました。

※ボイラ給水ポンプブースタポンプ
発電に必要な蒸気を発生させるボイラへ水を送るためのポンプ(ボイラ給水ポンプ)の吸込圧力を確保するポンプ。

平成27年11月2日3日 お知らせ済み]

 その後、詳細な点検を行った結果、少量の蒸気漏れがあったポンプの出口配管で、直径1ミリ程度の穴が開いていることや、一部が劣化していることを確認しました。また、点検のために運転を停止した同ポンプの出口配管でも一部が劣化していることを確認しました。原因については、ユニットの長年の運転により、配管の劣化が進んだものと推定しています。
 劣化が認められた配管2本を取り替え、漏えいがないことの確認を行った結果、健全性が確認できたため、本日午前9時00分に通常運転を開始しました。

<海南発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機 4号機
運転開始 昭和45年5月 昭和45年9月 昭和49年4月 昭和48年6月
定格出力 45万kW 45万kW 60万kW 60万kW
所在地:和歌山県海南市船尾字中浜260番地96
燃料:原油および重油

以 上

<添付資料>

プレスリリース