プレスリリース

2014年10月2日
関西電力株式会社

横大路変電所構内における土壌調査(第II期調査)の結果について

 当社は、平成23年10月13日から、横大路変電所敷地の南側(京都市伏見区横大路下三栖里ノ内)において、自主的な土壌調査を進めており、対象区画の西側部分の調査(第1期調査)を実施した結果、環境基準※1を超える「鉛及びその化合物」と「ヒ素及びその化合物」が検出されました。

平成25年2月28日 お知らせ済み]

 その後、対象区画の東側部分の調査(第2期調査)を平成23年11月11日から実施してきましたが、敷地の一部(深さ0.6m以内)から、環境基準を超える「鉛及びその化合物」が検出されました。

 原因としては、当該地の利用履歴調査の結果、大正14年には田地であり、その後、敷地整備の際に使用した盛土等に「鉛及びその化合物」が、含まれていた可能性が高いこと、及び、当該地は当社社員の訓練施設としても使用していたため、訓練において使用した鉛が土に付着したこと等の影響であると考えています。

 現在、当該地については、容易に立ち入りできないよう防護柵を設置しており、表層部分をシートで覆っているため、汚染土壌の飛散・拡散はなく、周辺への影響はありません。また、地下水についても詳細な自主調査を行い、「鉛及びその化合物」が検出されなかったことを確認しています。

 汚染土壌については、今後、搬出することとしており、関係法令および京都市との協議に基づき適切に処理してまいります。

1.当該地の概要
名称 横大路変電所敷地南側
所在 京都市伏見区横大路下三栖里ノ内1番 他
敷地面積 約4,242m(第2期調査:東側部分)
2.汚染の状況
・土壌溶出量※2
基準値を超えた特定有害物質  鉛及びその化合物
基準  0.01mg/l
今回検出した値、範囲  0.020mg/l、約100m2
基準に対する倍率  2.0倍
・土壌含有量※3
基準値を超えた特定有害物質  鉛及びその化合物
基準  150mg/kg
今回検出した値、範囲  9,900mg/kg、約100m2
基準に対する倍率  66倍
  • ※1:土壌汚染対策法の定める基準
  • ※2:土壌に水を加えた場合に溶出する有害物質の量
  • ※3:土壌に含まれる有害物質の量

以 上

プレスリリース