プレスリリース

2014年8月29日
関西電力株式会社

姫路第二発電所6号機 ボイラ配管からの蒸気漏れによる運転停止に関する点検結果について

 姫路第二発電所6号機(定格出力:60万kW)は、運転中にボイラ配管の温度の上昇を示す警報が発信されたことから、蒸気漏れの疑いがあると判断し、20日午後6時34分に運転を停止しました。
 停止後、ボイラの冷却が完了した21日午前5時00分に、作業員がボイラ内に入り点検を行ったところ、ボイラ配管が損傷していることを確認しました。

8月21日お知らせ済み

 その後、詳細な点検を行った結果、ボイラ内の配管(1本)に長さ400mm程度の破損を確認しました。
 原因については、長期間の運転により配管内面に発生した水蒸気酸化スケール※1が剥離して配管内に堆積・閉塞し、クリープ損傷※2により破損に至ったものと推定しています。

  • ※1水蒸気酸化スケール:高温の水蒸気により、管内表面が酸化し生成された皮膜
  • ※2クリープ損傷:金属に高温下で一定の応力を加えると、時間とともに金属が変形し、微小な穴が発生して、亀裂に至る事象

 当該配管については、取替えを行うとともに、当該配管と同じ位置にある配管511本の点検を実施し、スケールの堆積が認められた配管1本については、スケールを取り除くことで、本日16時00分に設備の健全性が確認できました。今後、発電に必要な準備を行い、8月30日に発電を行うことが可能な状態となります。

<姫路第二発電所の概要>
  5号機 6号機 新1号機 新2号機 新3号機 新4号機
運転開始 昭和48年10月 昭和48年11月 平成25年8月 平成25年11月 平成26年3月 平成26年7月
定格出力 60万kW 60万kW 48.65万kW 48.65万kW 48.65万kW 48.65万kW
所在地:兵庫県姫路市飾磨区妻鹿常盤町ひめじししかまくめがときわちょう
燃料:天然ガス

以 上

<添付資料>

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