プレスリリース

2014年3月8日
関西電力株式会社

御坊発電所1号機の再熱蒸気止め弁の動作不良に関する点検結果について

 御坊発電所1号機(定格出力:60万kW)は、停止中の3月2日午前11時20分から起動操作を実施していたところ、同日午後2時19分に再熱蒸気止め弁の動作不良が発生したため、起動操作を中止しました。

※ 再熱蒸気止め弁
高圧タービンで利用した後の温度が下がった蒸気をボイラーで再加熱し、その蒸気を再度、中圧タービンへ送る配管に設置している弁。当該弁を閉めることで、蒸気の遮断を行う。

3月3日 お知らせ済み]

 その後、詳細な調査を行った結果、原因は、再熱蒸気止め弁が、弁を開閉するための軸と軸受の間に付着した酸化スケールで固着したことにより、動作不良に至ったものと推定しています。
 付着していた酸化スケールを除去し、3月7日午後9時40分に設備の健全性が確認できたことから、本日午前0時21分にボイラを点火し、午後1時52分に通常運転を開始しました。

※ 酸化スケール
金属が高温の蒸気等にさらされた場合に、金属と蒸気との反応よって金属が酸化され発生する生成物。
<御坊発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機
運転開始 昭和59年9月 昭和59年11月 昭和60年3月
定格出力 60万kw 60万kw 60万kw
  • 所在地:和歌山県御坊市塩屋町南塩屋字富島1-3
  • 燃 料:原油および重油

以 上

<添付資料>

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