プレスリリース

2013年8月20日
関西電力株式会社

御坊発電所における取放水温度差の環境保全協定値の再度の超過について

 平成25年8月19日、運転中の御坊発電所(1~3号機:各60万kW)において、取水側と放水側の海水の温度差が21時から22時の1時間の平均値で7.2℃となり、和歌山県、御坊市および美浜町との環境保全協定値※1である7℃を超過しました。
 海水の温度差を低減させるため、21時32分から1~3号機の出力を30万kWに降下させていましたが、その後、海水温度および取放水温度差が安定したことから、22時13分に出力抑制を解除しました。

平成25年8月20日 お知らせ済み]

 以降、海水温度および取放水温度差を重点監視し、8月20日の午前10時23分頃から断続的に出力抑制を実施していましたが、14時17分頃から再び海水温度が急激に低下※2し始め、取水側と放水側の海水の温度差を低減させるため、1~3号機の出力を30万kWに出力降下させましたが、海水温度の低下が急激であり、結果として、14時から15時の1時間の取水側と放水側の海水の温度差が平均値で7.1℃となり、環境保全協定値である7℃を、再度、超過しました。

 御坊発電所は、現在、海水温度および取放水温度差の重点監視を続けるとともに、必要に応じて断続的に出力抑制を行いながら運転しています。

(※1)環境保全協定
・・・事業活動における環境保全のための措置等について自治体との間で締結した協定
(※2)海水温度が急激に低下
・・・海中には周囲の海水より温度が低い部分(冷水塊)が存在し、これが取水口に流れ込んだものと推定している。
<御坊発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機
運転開始 昭和59年9月 昭和59年11月 昭和60年3月
定格出力 60万kW 60万kW 60万kW
所在地:和歌山県御坊市塩屋町南塩屋字富島1-3
燃料:原油および重油

以 上

<添付資料>

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