プレスリリース

2013年8月16日
関西電力株式会社

海南発電所3号機 ボイラ給水ポンプの不具合に関する点検結果について

 海南発電所3号機(定格出力:60万kW)は、7月30日より、ボイラ配管の圧力調整弁蒸気漏れにより運転を停止していましたが、8月1日に当該修理が完了したことから、同日より起動操作を開始しました。出力上昇中の午前8時18分に2台あるボイラ給水ポンプのうち、1台に不具合が発生したため、当該ポンプを停止し、出力を43万kW以下に抑制して運転を開始しました。

平成25年8月1日 お知らせ済み]

 当該ポンプの分解点検を行った結果、ポンプ軸とポンプ軸を支える軸受で傷を確認しました。原因については、軸受に微小の異物が混入したことで運転時間の経過と共にポンプ軸と軸受が損傷したものと推定しています。

 損傷したポンプ軸と軸受の取替えを行うとともに、軸受箱内の清掃と軸受に供給している潤滑油の異物除去を行いました。
 また、その他類似箇所の点検を行った結果、設備の健全性が確認されたため、8月16日午前9時25分に停止していた当該ポンプを起動させ、午後2時30分に通常運転を開始しました。

※ボイラ給水ポンプ ・・・発電に必要となる蒸気を発生させるボイラへ給水するポンプ

<海南発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機 4号機
運転開始 昭和45年5月 昭和45年9月 昭和49年4月 昭和48年6月
定格出力 45万kW 45万kW 60万kW 60万kW
所在地:和歌山県海南市船尾字中浜260番地の96
燃 料:原油および重油

以 上

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