プレスリリース

2013年8月1日
関西電力株式会社

海南発電所3号機 ボイラ配管の圧力調整弁蒸気漏れに関する点検結果および出力上昇中におけるボイラ給水ポンプの不具合による出力抑制について

 海南発電所3号機(定格出力:60万kW)は、停止中の7月30日午前0時20分頃、ボイラ内の蒸気の圧力低下が認められたことから、当社作業員が、点検した結果、圧力を調整する弁から、蒸気が漏れていることを確認したため、同日早朝の起動予定を中止しました。

平成25年7月30日 お知らせ済み]

 分解点検を行った結果、原因については、長時間の使用および起動・停止に伴いパッキンが経年劣化し、密閉性が失われたことから、4台設置している圧力調整弁のうち、3台で蒸気が漏れたものと推定しました。

 損傷した3台の圧力調整弁については、パッキンの取替えを行い、水圧検査により密閉性を確認した結果、設備の健全性が確認できたことから、8月1日午前3時10分に起動操作を開始しました。

 その後、本日、午前7時36分に並列し、出力上昇中のところ、午前8時18分、2台あるボイラ給水ポンプのうち、1台に不具合が発生したため、当該ポンプを停止のうえ、午前10時23分に出力を43万kW以下に抑制して運転しています。

 現在、不具合のあったボイラ給水ポンプの原因調査を行っており、今後、当該ポンプの修理を行いますが、修理完了の見込みについては未定です。

<海南発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機 4号機
運転開始 昭和45年5月 昭和45年9月 昭和49年4月 昭和48年6月
定格出力 45万kW 45万kW 60万kW 60万kW
所在地:和歌山県海南市船尾字中浜260番地の96
燃 料:原油および重油

以 上

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