プレスリリース

2013年5月27日
関西電力株式会社

赤穂発電所1号機 排煙脱硝装置下部の赤熱に関する点検結果について

 赤穂発電所1号機(定格出力:60万kW)は、メンテナンス作業のため停止していた5月11日午前1時20分頃、巡回点検中の当社作業員が、排煙脱硝装置(以下、「装置」)の下部を覆っている外装板が赤熱し、火の粉が落ちているのを発見したため、午前1時25分に消防へ通報しました。午前1時36分に消防が到着しましたが、その際には、赤熱が収まっていたため、外部からの消火活動等は行わず、状況を監視し、装置を自然に冷却しました。5月14日には、冷却を終えたことから、消防当局等の立会いの下、当該装置の内部点検を行ったところ、底板に腐食による破孔があり、補修が必要であることを確認しました。

5月14日お知らせ済み]

 詳細な調査を行った結果、原因は、装置内部の底板に腐食による破孔が発生した後、その孔から落下した灰が保温材付近に堆積し、発熱したことにより外装板が赤熱するとともに、その外装板の破片が落下したものと推定しました。
 破孔した底板については取替えを実施し、運転に支障がないことを確認したことから、5月26日午後4時55分に起動操作を行い、本日午前9時30分に通常運転を開始しました。

  • ※ 排煙脱硝装置…ボイラより発生する燃焼排ガスに含まれる窒素酸化物を除去する装置
<赤穂発電所の概要>
  1号機 2号機
運転開始 昭和62年9月 昭和62年12月
定格出力 60万kW 60万kW
所在地:兵庫県赤穂市加里屋字東沖手1602番地
燃 料:原油および重油

以 上

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